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正しい日本語は存在しない

こんにちは。チヂイワです。最近、身近な人に文章を書く人が増えて、すごく嬉しい日々を送っています。

さて、今日のお話は「正しい日本語」は存在しない。という話をしようと思っています。確かに、世の中には「正しい」とされている日本語はあります。ですが、言語学的には「言葉の正しさ」というものは存在しないのです。

この話をしようと思った理由なんですが、最近「これ日本語として正しいか見てください」っていうDMが来たんです...

みんな文章を書くときに「日本語を正しく書かなければ」という強迫観念が強すぎてぴえんこえてぱおんな人が多すぎなのです。なので、もう「正しい日本語」という存在を真っ向から否定して少しでも気楽に文章を書いてもらえるようになればいいなと思っています。

ではいきましょう。

言葉の世界にあるのは「間違い」でなく「違和感」

もう、これ答えですよね。
言葉の世界にあるのは「間違い」でなく「違和感」なのです。広告だったりタイトルだったり人の注目を集めたいときは「違和感」をあえて作るときはあるのですが、読みにくい、何か違うなって思ったときには、違和感のある言葉を選んでいる可能性が高いのです。

では、その違和感はなにから生まれるのか?

それは、言葉の間違いでなく文章全体のシチュエーション設定を上手にできていないのです。要は企画の部分ですね。

文章のシチュエーションと言葉のズレ=違和感はなぜ生まれてしまうのかは、言葉の持つ不確かさを理解していないからだと思っています。

「意味」は2種類に分けられる

意味と一言で言っても、実は意味には2種類存在します。
言語学の言葉を使えば「Meaning」と「Using」というものなのですが、日本語に直すと「辞書的意味」と「使われる意味」ですね。

では、この2つの意味を元に違和感を棚卸しします。

「辞書的な意味で書こうとしてる場合」

この場合は、日々変わり続ける日本語に対応できていないので違和感がでてしまいます。現在のことを書こうとしているのに、文章の言葉遣いだけが少しふるめかしいみたいな違和感です。

昔のことや、回想を書くときなんかには「辞書的意味」はマッチするのですが、日々の日記やコラムなんかでは、重く硬い印象を与えてしまうので、違和感を感じてしまいます。

「使われる意味で書こうとしている場合」

この場合は、文章のシチュエーションの描写や設定が不足していてイメージできない場合が多いです。例えば「水」という言葉を使いたいとしましょう。

おそらく、この文章ではシチュエーションを設定していないので、いわゆる「飲む水、H2O」みたいな想像をしていると思います。

では、少しだけシチュエーションをつけます。

「きつい香水、大きな話声、あぁ、お水がいるのか」

おそらく、水商売をしている方を想像したと思います。

「飛び込み台 僕はイルカのように水に吸い込まれた」

おそらく、プールに張られた水を想像したと思います。

このように、シチュエーションを設定するだけで意味が大きく変わります。使いたい言葉の意味がブレてしまわないような背景情報を書く、そして自分の中に設定をしておくことが違和感をなくすことに繋がります。

おわりに

いかがだったでしょうか?
まぁ一応、色々書きましたが結局言いたいことは、「文章なんか気楽に書いて一回出してみよう」ということです。

書きながら学び、進化していくものです。(僕も勉強中ですし)

では、素晴らしいライティングライフをお過ごしください。




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