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どうにも頭に来て仕方がなかったから、あの店へ行くことにした。これでもう何度目のドタキャ…
この詩を読みおえるまでに、いったいどのくらいの時が経つのだろう。目の前で砂がさらさら落…
きっと今日もこわい夢をみるんだわ、みないわけがないのよ。 だって毎日なんだもん。どうせ今…
「趣味とか好きなことについて作文書いてこいって宿題あったじゃん、どうするー?めんどいよ…
「ねえ、それなあに?」 スクラッチアートをしていたら、5歳年下の弟が聞いた。 「こ…
「お母さん、起きて!赤ちゃん泣いてるよ!起きて!」 目を開けると、看護師さんが部屋の…
ほんとうは文庫本がよかったけれど、中古ショップにはハードカバーしかなかった。鞄の中で、あんこが多めのあんぱんみたいに、ずっしりしていた。歩いていたら、あんぱんが食べたくなってしまった。 サトミの家に着いたら、焼きたてのパンの匂いがしてきて、まばたきが多くなった。家に入ったら、パンの匂いしかしない。 「急にパンを焼きたくなっちゃってね」 サトミは早口で言った。人参パンと、胡桃パンと、チーズパン。 「あと、胡桃を炒って、砂糖をまぶしたのがあるよ」 「それ食
「ねえ、ベートーベン、よりもさ、ベートーヴェン、の方がいいかも。…そう、ウに点々のヴ。…