オートガイネフィリア(自己女性化愛好症)に対する持論

オートガイネフィリア(自己女性化愛好症)とは自身を一時的に女性に見立てその姿を見たり自慰行為をすることで快楽を覚えたり、満足感を得る人の事を指す。

いわゆる性癖的なものである。

昔の私はそんな性癖をもっていた。それが嫌いで止めたかった。

私はそんなオートガイネフィリア(AG)として約20数年経験し、自分の中にあった女性的な気持に気付き女性ホルモン剤を飲み、そして抗男性ホルモン剤を飲んで性欲を無くしてAGを克服した。

そんな経験の中で私的に感じることがあったのでその考えをここに綴ろうと思う、故にこれは私が思った持論である。
多少AGの方やジェンダーを気にする方に対し不快になるようなワードが入ると思うがご了承いただきたいと思います。


私の場合AGに関してはほぼ自慰行為で終わっていて、女装をして人前に出ることはなかった。だが、AGの中には自分のそんな性癖を受け入れて女装をして人前に出ることに抵抗のない人も居るらしい、LGBT界隈の中ではAGの人は枠外にされているらしいが、とある人の意見ではAGもまた場合によってはトランスジェンダーやMTFに値する人も居るらしいのだ、多分私はそこに含まれていた存在なんだと思う、そんな意見を踏まえると実はAGの人にもそう言ったLGBTであるジェンダーの一種を当てはめることが出来るんじゃないかと考えた。

似ているのはXジェンダー、女性と男性の2つの性別を持っている。または性別を持たない、どちらでも無いというジェンダーの一種だ、私はこの部類に値するジェンダーの一人だと思ってる。

しかし何故AGとXジェンダーが同じように見えるのかはどちらも女性的な自分と男性的な自分をもっているためである。
だから、AGの人には自分はXジェンダーと認識している人も居るんじゃ無いかと思える。

しかし区別されてしまうのは女性的な自分に対して性的興奮を覚えるか覚えないかのちがい、そんな奴居るのかと疑問に思うがジェンダーの括りは結構複雑で多種多様な人がいる。

正直居てもおかしくは無いと思ってる。

そして私は自分のジェンダーをXだと認識している。昔から性別に対して区別するような考えは無く、気持の中では心の性別は男でもあるし女でもあるという考えがあった。

だけど私には姉が居たから幼い頃から自分は男なんだという肉体的な性別をすり込まれて私は〝男〟っていう肉体的な性別が定着してしまった。

故に私は女性的な思考も持っていたが、男性的な考えをメインに過ごしてた。
だけど性格は極めて女々しくどちらかといえばのび太君タイプの頼りない男だった。

姉の存在や、年齢が近しい従姉が全員女であったこと、姉の友達と遊んでたことなどを考えると女性に憧れを抱くのは質前なのか、だからそれがAGという形になって表れたんじゃないかって私は思ってる。

私は確かに性的興奮を覚えて自慰行為をしていたが、その行為が嫌いで止めたかった経緯がある。

正直AGと言う性癖が大嫌いだった。

周りの男の人達とは違う性癖、行為の仕方もまるで違う、普通の男の人が好むAVすら興味は無かった。むしろ嫌いだった。

それを払拭したのが元々私が持っていた女性的な感情、それが強くなった為に男性的な自分が嫌いになって女性化する事を決めた。

AGを消したくて女性化する事を決めた。

そんな感じだった。だからAGの中には私のように女性に憧れがあり、なりたい一心でそうなった人や、元々そんな性癖でただ女装を楽しんでいるだけの人も居るのだと思う、だからAGの人でもXジェンダーだったりトランスジェンダーの人も少なからず居るのでは無いかと思ってしまうのだ、自分は女性的な部分を持っているのにそれを世間的にさらけ出せないからAGとしての逃げ道が出来てしまった。

そう考えるとなんかあり得そうだなとは思う、だがここで勘違いして欲しくないのはAGの中でも普通に女装を楽しんでいる人に対してなのである。

私は女性化する際にAGの人が女性ホルモン剤を飲んだ場合、性欲が無くなってしまって望んだ形にならなくなった。
女性化して性的興奮を覚えて自慰行為をしたかったと思い込んでいた人が自殺するケースがあると言う情報を見てためらった事がある。

自分もそうだったらどうしようと怖くなったからだ、これはあくまで私の持論、AGの方に対して女性化しても良いんだよなんて言う安直な発言では無い、少なからずAGの人にもジェンダーに悩む人は居るはずだと言う見解である。

もし、AGと言う特殊なものを持つ人がこれを見てるなら女性化するのをしっかり考えて行動してもらいたい、その時の一時的な感情で女性ホルモンを投与してしまうと、後戻りは難しくなる。

自分は本当にそう言う人間なんだと確信しているか、本当に性別に悩んでいる人じゃない限りは安易に女性ホルモン剤は飲まないで欲しい、大変危険な行為です。

間違えれば命に関わります。


この度は私の勝手な持論話しに付き合っていただきありがとうございます。



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