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麻雀:簡単な麻雀の点数計算の覚え方 レベル3

この記事は、「麻雀:簡単な麻雀の点数計算の覚え方」の記事の一部です。レベルごとに記事を分けています。他の記事も参照してください。


レベル3:サポート付きで符計算ありで点数申告してみよう

レベル2がクリアできたら

レベル2で記載したようなやり方で符計算なしで実際に打ってみると、漠然と点数計算表を眺めて点数申告するよりも、自分がどうやってあがったかで複雑な点数表の入り口がわかったので、楽になったのではないかと思います。

レベル2ができたら、次は、実際に符計算をするようにしてみましょう。

平和(ピンフ)以外の符計算が必要なあがり役(あがりの形)は次の4つです。

・面前ツモ(ピンフなし):最低30符から
・鳴きツモ:       最低30符から
・鳴きロン:       最低30符から
・面前ロン(ピンフなし):最低40符から

これらの場合はピンフではないので、符計算のところで述べた3〜6(副底(基礎点)と面前加符点以外)の2符以上の何らかの加符点が付いているはずです。この加符点は、切り上げて10符となりますので、副底(基礎点)(と面前ロンの場合は面前加符10符)にその10符を足した符数があがりの最低符数になるわけです。

符計算の例

例えば、中がアンコでそれ以外がシュンツ形の手を面前ロン(ピンフなし)であがった場合、面子の加符点が8符となるので、

基礎点20符 + 面前加符点10符 + それ以外の加符点8符 = 38符

となり、切り上げて40符という計算になります。

このそれ以外の加符点が「10点以下であることが多い」という前提、つまり、「最低符数であがることが多い」という前提で「符計算をなしでやってみる」という方法がレベル2でトライした方法です。

レベル2に慣れてきたら、次のレベル3では「それ以外の加符点」をきちんと計算してやってみましょう。

きちんと計算すると言っても、毎回、あがってから加符点を細かく1つづつチェックしていると、点数申告が遅くなり、嫌がられてしまうかもしれません。それでは、どうやって素早く加符点を確認するのでしょうか?


ポイント1:符ハネ(テンパネ)があるか考える

どうやって素早く加符点を確認するかは、「(面前加符点以外の)加符点が10符を上回る可能性があるか」を考えることです。これを、符ハネ(テンパネ)と呼んでいます。符ハネ(テンパネ)すると、これまで加符点が切り上げで10符となり合計符数が30符、40符だった点数計算が、加符点20符の合計40符、50符の計算となります。ここで50符の点数表も一緒に覚えるようにしましょう。50符の点数は、25符の点数の倍の点数なので、見慣れた数字でしょう。

(面前加符点以外の)加符点が10符を上回る場合はどのような場合かというと、面子の加符点だけで10符を上回る場合はもちろんのこと、もし面子の加符点が8符ある場合、ツモ符の2符、雀頭の2符、単騎・カンチャン・ペンチャン待ちの2符、のうち2つが重なった場合、12符となり、10符を上回ります。

この感覚で符計算にアプローチするとよいと個人的には考えています。

面子の加符点とは

面子の加符点とは、順子(シュンツ)が0符のため、面子の中の刻子(コウツ)と槓子(カンツ)の符を数えることです。

⬜︎タンヤオ牌(2~8)の刻子/槓子
・明刻(ミンコ)  2符
・暗刻(アンコ)  4符
・明槓(ミンカン) 8符
・暗槓(アンカン) 16符

⬜︎1・9牌・字牌の刻子/槓子
・明刻(ミンコ)  4符
・暗刻(アンコ)  8符
・明槓(ミンカン) 16符
・暗槓(アンカン) 32符

符ハネ=面子の加符点が8符(以上)となる場合に注意

面子の加符点が8符(以上)となる場合は、以下の場合に集約されます。
下にいくほど面子数が多くなりパターンや発生頻度が少なくなるので、【2面子 4x2】のパターンくらいまでを実際は気にしておくと良いでしょう。

【1面子 8以上x1】
・ミンカン・アンカンを問わず、槓子(カンツ)がある場合
・1・9牌や字牌のアンコ(8符)が1つある場合
【2面子 4x2】
・1・9牌や字牌のミンコ(4符)が2つある場合
・1・9牌や字牌のミンコ(4符)とタンヤオ牌のアンコ(4符)が1つづつある場合
・タンヤオ牌のアンコ(4符)が2つある場合
【3面子 4+2+2】
・1・9牌や字牌のミンコ(4符)が1つとタンヤオ牌のミンコ(2符)が2つある場合
・タンヤオ牌のアンコ(4符)が1つとミンコ(2符)が2つある場合
【4面子 2x4】
・タンヤオ牌のミンコ(2符)が4つある場合

よくある符計算のミス

よくある符計算のミスは以下の2つのケースです。点数計算ができる人のサポート付きで符計算をするとよいでしょう。あがった時に不安であれば、「XX符だと思いますが、合ってますか?」とか「符ハネしますか?」という聞き方がよいと思います。

  1. ツモ符の2符を忘れる

    例えば、「中のミンコ(4符)+九萬のミンコ(8符)+カンチャン待ち(2符)+ツモ(2符)」で合計12符となり、符ハネとなります。

  2. シャンポン待ちで、あがった時にできる面子(ツモの場合はアンコ、ロンの場合はミンコ)を忘れる

    例えば、「できている面子にタンヤオ牌のアンコ(4符)があり、中と八萬のシャンポンで、中のツモのあがり」の場合は、中のアンコ(8符)とツモ符(2符)が加わり、合計14符となり、符ハネとなります。


ポイント2:さらなる符ハネ(テンパネ)は槓子(カンツ)次第

面子の加符点が20符以上となる符ハネ(テンパネ)は、面子に槓子(カンツ)がないとなかなか起こりません。

1・9牌か字牌のアンコが3つ以上あれば合計24符となりますが、そのようなケースでは、三暗刻の役がつき、飜数も4飜以上となるケースが多く、符計算が必要となるシーンはかなり稀だと思って良いでしょう。

槓子(カンツ)が面子にある場合は、計算がややこしくなりますが、コツコツと計算するしかありません。16符以上のカンツの面子の組み合わせの加符点は、32符、48符、64符、80符と16の倍数になるので、なんとなく覚えておきましょう。

70符以上の場合は3飜以上で満貫になります。1・9牌・字牌をアンカンをして、面前でロンすると、役が3飜あれば満貫になりますので、この形は覚えておきましょう。

また、符計算を使って点数申告する必要がある最大は110符となります。

例えば、三槓子のみの2飜110符で、このケースは、面前ではあり得ず、32符(アンカン)+32符(アンカン)+16符(ミンカン)+2符(その他の加符点)の合計82符の加符点で、基礎符点を合わせて102符、切り上げて110符となります。
他に、面前ロンの三暗刻のみの2飜110符で、このケースでは、32符(アンカン)+32符(アンカン)+8符(アンコ)の合計72符以上となり、基礎符点と面前加符点(10符)を合わせて102符、切り上げて110符となります。


◾️ツモ・ロンという前に

符計算には多少の時間がかかるので、自分や他者の手番の間を使って、ツモ・ロンの発生の事前に確定している面子の符を数えて、あがりの準備をしておきましょう。

自分や他者の手番では、自分が切る牌の選定や相手の切った牌の確認など、色々と考えたり気にしたりしないといけないこともありますが、自分の手がテンパイが近づいてくると不要な牌の種類も多くなり、少し時間の余裕が出てくる場合もあります。そのような時間を使って数えてみると良いでしょう。

◾️点数表は手元に用意

符計算の結果が50符以上になると、点数表の覚えていない部分が必要となってくるので、少々面食らうかもしれません。慣れるまでは点数表を手元に置いて、符計算の結果と点数表を見てすぐに点数が出せるようにするとよいでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

次は、レベル4です。記事はこちらです。
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