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麻雀:簡単な麻雀の点数計算の覚え方

はじめに

ここ10数年ほど仲間内で麻雀をやっていましたが、雀暦10年以上でも点数計算がまったくできないメンバーがそこそこいます。おそらく、仲間内で誰かがずっとサポートしてきて覚えようという機会がなかったのかもしれません。

「オーラスで何点の手をあがればトップを逆転する」という重要なシーンで肝心の点数計算ができなければ、楽しくなくなってしまうことも出てくるでしょう。この仲間内で末長く楽しみたいと思ったので、きちんと点数計算を覚えてもらうために点数をそれぞれでまず自己申告してもらうようお願いしました。

でも、点数がわからないのにどうやって申告するの?
今まで点数計算をやってこなかったのに、どうやったらできるようになるの?

その苦労の顛末をここに記したいと思い、記事にすることにしました。同じような状況で悩んでいる方や初心者でこれから麻雀の点数計算を覚えたいという方の参考になれば幸いです。


最初にむずかしいことを書きます

理屈が嫌いな方はここまで飛ばしてください😀

なぜ点数計算ができないのか(1) -複雑な点数計算式

確かに、麻雀の点数は、点数の計算式からして複雑で、暗算でするのが困難です。
1飜が1000点で、3飜が3000点とか、そういった単純なものではないからです。
その上、親と子の点数が違う、という事情もあり、なかなか一筋縄では行かない、という状況です。

基礎となる点数 = 符数 × 2の(飜数 + 2 (※) )乗

  • 基礎となる点数は、子がツモったときに子からもらえる点数となる。

  • 親と子のやりとり(子がツモったときに親からもらえる点数、または、親がツモったときに子からもらえる点数)は、その2倍となる。

  • ロンあがりは、ツモあがりのときの合計点数を振り込み者からもらう。

  • 100点以下の点数は切り上げをする。

  • ※いわゆる、場ゾロやバンバンというものである。

上記のような計算方法となっているため、100点以下の切り上げも含めて、点数計算式に当てはめて毎回暗算するような方はなかなかいないでしょう。また、100点以下の切り上げがあるため、同じ飜数・符数でも、ツモとロンでもらえる点数も違ってきたりします。

そうすると、結局のところ、点数計算表をどれだけ暗記できるかにかかってくるのだが、一夜漬けで暗記をして色々なテストを乗り越えてきた諸兄にはそれがどのくらい脆いものかおわかりだろう。仲間内の麻雀では「覚えている人が点数計算やったらいいんじゃない」と結局となってしまうのだ。

余談だが、点数計算式は、例えば、70符などの頻繁に出ない点数を忘れた際に、「70符に8をかけて560点」となり、「そうだ、子でツモのみで 600,1200 だった」と頭の片隅に追いやられた点数表を思い出すきっかけくらいにしか使えない。


なぜ点数計算ができないのか(2)-複雑な符計算

符計算には、以下の6つの構成要素があり、符数の合計の計算した後に10点未満を切り上げて決まりますが、これだけでも相当複雑です。いくら手元に点数計算の早見表を準備しても、符計算ができなければ、点数を導き出すことはできません。

  1. 副底(20符)=基本符

  2. 面前加符点(10符)

  3. ツモ符点(2符)

  4. 面子(メンツ)の加符点(刻子の面子の形ごとにそれぞれ決まる)

  5. 雀頭の加符点(役牌の雀頭で2符)

  6. 待ちの加符点(ペンチャン、カンチャン、単騎形の待ちで2符)

さらに、複雑なことに、符計算にあたっては以下のような複雑な条件があります。

  • 面前加符点は面前ロンのときだけカウントして面前ツモではカウントしない

  • ピンフ・ツモはツモ符点も面前加符点もつかない

  • 七対子(チートイツ)は2飜25符とする

  • 喰いタン(鳴いたタンヤオ)ありのルールで、ピンフ形になった場合(加符点がなくても)30符扱いとする

このように複雑になってしまうと、初心者にとって、符計算はもう「お手上げ」になってしまいます。多分に漏れず、点数計算ができない仲間内のメンバーにとってもここが難関でした。

あがりの形と符数を結びつけて体系的に点数計算を説明した書類があまり多くなかったことも、この難関を乗り越える原因だったのではないかと思います。

今では、様々なプロ雀士の方々がそれぞれの方法や考え方で教えてくれていますが、それも統一されておらず、結構、混沌としてるのではないかと個人的には思っています。


じゃあどうすれば点数計算できるようになるのか?

一朝一夕でこの複雑な点数計算をマスターして実践で発揮するのは、かなり難しいことです。

時間をかけて点数計算本を読んだり練習問題をしても、実際に実践で計算する時点では頭が真っ白になってできないことも多々あるでしょう。少しづつ覚えながら実践で慣れていく、というのが一番の方法だと思います。

次のような順番で段階をつくって少しづつレベルをあげていくというやり方を仲間内の麻雀で提案しました。

  • レベル1:満貫縛りの制限をつける(満貫以上の点数を覚える)

  • レベル2:符計算なしであがり役(あがりの形)で点数を導く(満貫以下の点数を覚える)

  • レベル3:サポート付きで符計算ありで点数申告する(符計算を覚える)

  • レベル4:サポートなしで点数申告

それでは、実践してみましょう。


実践:点数計算を段階的に覚えよう レベル1からレベル4まで

対面での麻雀での点数申告は、試験のように時間をかけて考えて答えを出すことはできないので、机に向かって勉強しても仕方がありません。

最低限のポイントを覚えて、とにかく実践あるのみです!

レベルごとに記事を分けていますので、それぞれ参照してください。


最後までお読みいただきありがとうございました。
仲間と一緒に楽しい麻雀ライフを!

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