津村璃音

雑記。

津村璃音

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最近の記事

「はじめて」って、なに?

はじめにこちらは『37minアドカレ』の25日目の投稿となります。 僕が最終日だ! メリー・クリスマス! はじめてさて、まず結論から述べてしまいたいと思う。僕は「はじめて」がめちゃめちゃ苦手だ。 (昔と比べると)対人コミュニケーション能力は随分と改善された方だと思っているのだが、それでも僕がなお自分の事を「コミュ障」だと思い続けているのは、きっと「はじめて」が苦手なせいだ。 どのくらい「はじめて」が苦手かをざっと書いておこう。 何と言ってもまず、知らない飯屋に入るのがあま

    • 『ゴジラ-1.0』の感想書く

      はじめに正直な所、この作品の感想を書くというのは、自分にとって非常に気の乗らない作業である。その理由を端的に述べると「周りのゴジラヤクザが怖いから」という所に尽きる。 勿論どんな作品にもヤクザは存在すると思うのだが、特にこのゴジラに関してはヤクザが非常に身近な存在なのである。にわかな僕が下手にドヤ顔で語ると刺されそうだな~という懸念がモヤモヤと心の中を渦巻く訳だ。 とはいえ『シン・ゴジラ』以来7年ぶりの実写邦画ゴジラである訳だし、この作品を観て得た情動を未来の自分へ残すとい

      • 映画『グランツーリスモ』の感想書く

        はじめに前回映画の感想を書いたのが『怪物』のそれで、そこからどうやら2ヶ月程間が開いてしまったらしい。 ただその間に映画を一切観ていなかったかと言うとそんな事はなく、直近だと『劇場版 天元突破グレンラガン』をとてもとても涙を流しながら観ていたりした。 余談いきなり余談かよ! と思うかもしれないが余談。どうでもいい人は飛ばして。 今年ドハマリした『グリッドマンユニバース』もそうだし、先述した『劇場版 天元突破グレンラガン』もそうなのだが、これらはどちらかというと公開される劇

        • 『怪物』の感想を書く

          はじめに実はこの映画は6月2日公開らしいのだが、自分が鑑賞したのは7月26日と結構遅め。 特にこの作品を観ようと思った強い理由がある訳ではなく、「なんか映画観たい!」と思った瞬間に一番時間の都合が良く、かつ興味が湧いたのがこの『怪物』という作品だった。 確か劇場で何度か予告編を目にしてはいたものの、内容自体は全く予想がついておらず、そういう意味では非常にドキドキしながら映画館の席に着いた。(2割位は「もしかしたらガチホラー映画なんじゃね?」と思っていたのは内緒) という訳

        「はじめて」って、なに?

          『君たちはどう生きるか』の感想を書きたかった

          ネタバレあります。 はじめに 正直に言おうではないか。 自分はジブリ作品に関してはかなりのにわかである。 特に宮崎駿監督の作品に関して言えば、最後に見たのはもう10年以上も前かもしれない。(TV放送されていた『ハウルの動く城』を観たような観てないような) ジブリと聞いたら名前の挙がる『天空の城ラピュタ』や『となりのトトロ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』辺りは流石に観たことがあるのだが、どれも2,3回程度であり、正直記憶は薄い。(ラピュタに関しては色々なネタが擦られ

          『君たちはどう生きるか』の感想を書きたかった

          MX4D『グリッドマンユニバース』の話する

          はじめに映画『グリッドマンユニバース』が公開されてから、早いものでもう3ヶ月が経つ。もうこのぐらい経つと、基本的にはどの映画も上映終了となる頃だ。 グリユニより公開が1週間早かった『シン・仮面ライダー』も既に6月4日に上映の終了が宣言されている。 そんな中で我等が『グリッドマンユニバース』は、なんと6月30日からMX4D上映を開始し、更に(既に6週分の特典を配ったにも関わらず)MX4D上映限定3週連続入場者プレゼントの配布も決定している。 このタイミングでこれだけの展開を

          MX4D『グリッドマンユニバース』の話する

          『グリッドマンユニバース』の感想書く。

          やべー映画を観た。やべー映画を観た。先週公開された『シン・仮面ライダー』も(いい意味で)やべーと思ったがそんなもんじゃねぇ。なんかもっと凄くとんでもない物を観てしまった。 つい数日前までは『シン・仮面ライダー』で頭がいっぱいだったのに、それが跡形もなく何処かへと吹き飛んでいった。 『シン・仮面ライダー』の感想をまとめるまでは『グリッドマンユニバース』は観ないぞ、というマイルールを設けていたのだが、結果的にはそれが良かったようだ。脳内がグリッドマンに侵略されてしまった今、『シ

          『グリッドマンユニバース』の感想書く。

          『シン・仮面ライダー』の感想書く

          はじめに2016年に公開され世間の話題をかっさらった『シン・ゴジラ』。 前作『Q』から8年以上もの間を空けて2021年に遂に公開された、エヴァシリーズ完結編となる『シン・エヴァンゲリオン劇場版』。 そして未だ記憶にも新しい2022年公開の『シン・ウルトラマン』。 これら『シン・』シリーズで最後の4作品目を務めるのが、2023年3月18日公開の『シン・仮面ライダー』である。(実際は17日から最速上映してたけど) 前作の『シン・ウルトラマン』については気持ち悪いくらい熱く語っ

          『シン・仮面ライダー』の感想書く

          テキトーに『RRR』の感想書く

          はじめになんだか凄く今更という気もするのだが、文章を書くリハビリという事で『RRR』の感想でも書こうと思う。(ネタバレあるよ) 『RRR』と言えば、日本では2022年10月21日に公開されたインド映画だ。既に公開から5ヶ月近く経っており、大体の作品は映画館から姿を消してしまっている頃。だがしかしこの映画、なんと未だに上映され続けている。 タイトルからは何も伝わってこない3時間も尺がある謎のインド映画が、だ。 作品の完成度の高さが口コミに口コミを呼び、今ではテレビ番組でも特

          テキトーに『RRR』の感想書く

          『今夜、世界からこの恋が消えても』の感想書く

          あらすじはじめに(という建前の自分語り)久しぶりに映画館で映画を観た気がする。前回観たのは7/7の『シン・ウルトラマン』だろうか。あの作品は本当に自分の中で衝撃的過ぎる作品であった。そんな作品の余波や、実生活のちょっとした多忙も相まって少しの間映画館から足が遠のいていた訳だが、今日ふと思い立って映画を観る事にした。 今回は「あの作品が観たい!」ではなく「映画が観たい!」という感情が先行していたので、鑑賞することを確定させてから上映作品のラインナップを眺める訳だが、正直な所ピ

          『今夜、世界からこの恋が消えても』の感想書く

          『大河への道』の感想書く

          あらすじはじめに前回のシン・ウルトラマンの感想を書くのに精根尽き果てたので、今回は割りとあっさりめで。 今作は立川志の輔の創作落語『伊能忠敬物語―大河への道―』を映画化したもの。なんでもその演目を鑑賞した中井貴一が直々に映像化の直談判をしたのだそう。 自分は普段大河ドラマ等を全く見ない人間なのだが、劇場で流れていた予告が面白そうだったので今回足を運ぶに至った。 全体にとても分かりやすく、また面白く作られており、普段歴史モノに触れていない自分でも非常に楽しむことが出来た。例え

          『大河への道』の感想書く

          シン・ウルトラマン

          ※この文章には『シン・ウルトラマン』のネタバレが信じられない勢いで存在します。まだ映画を観ていない人は今すぐ映画館に駆け込んでください。まだ間に合います。 ※この文章は結構長いです。でも最後まで読んでくれると嬉しいです。 はじめにさて今日観た映画の感想を書こう、そう思ったのだが何を書けばいいのかがさっぱり分からない。 いつもなら割とスラスラと感想を書くことができるのだが、一体どうした事だろうか。色々な気持ちがごちゃまぜになっていて、何をどう表現すれば良いのか、全く分からない

          シン・ウルトラマン

          『死刑にいたる病』の感想書く

          あらすじネタバレについての話この作品に関して、どこかで「ラストのネタバレ厳禁」という文言を見たような気がするので、ネタバレに関するような表現は極力控えていきたい。 公式サイトにも「映画史に残る驚愕のラスト」と書いてある事だし、よっぽどの自信があるのだろう。 ただどうしても作品の核心部に迫る表現をしてしまうことがあるかもしれない。なのでその「驚愕のラスト」が気になる人は是非劇場へ足を運んで頂きたい。決して観て損をするような作品ではないと最初に述べておく。 はじめにこの作品は

          『死刑にいたる病』の感想書く

          『マリー・ミー』の感想書く

          あらすじはじめに予告編を見てみたらなんとなく面白そうだったので観てみることに。 結果から言うとかなり面白い映画だったと思う。非常に楽しむことが出来た。 ジェニファー・ロペス主演のジェニファー・ロペスだが、鑑賞後に調べて知ったのだが、どうやら現在52歳らしい。(撮影時は恐らく50歳くらいだろうか) 劇中では「35歳以上」という設定で、ああ確かにそれくらいの年齢っぽいなと思ったのだが、まさかそこまでの年齢だとは思わなかった。ふと実年齢を感じさせる瞬間もあるが、あまりにも美人すぎ

          『マリー・ミー』の感想書く

          『コーダ あいのうた』の感想書く

          あらすじはじめに第94回アカデミー賞にて作品賞、助演男優賞、脚色賞を受賞したこの『コーダ あいのうた(CODA)』という作品。アカデミー賞受賞という事もあって日本でも4月から公開される劇場の数が一気に増えた。 今回はそれに便乗してこの作品を鑑賞したという訳である。(『ドライブ・マイ・カー』と同じ流れ。要するにミーハー。) CODAそもそもCODAが「CODA, Children of Deaf Adult/s」、つまりろう者、耳が聞こえない/聞こえにくい親を持つ子供の事を指

          『コーダ あいのうた』の感想書く

          『アンビュランス』の感想書く

          あらすじはじめに『トランスフォーマー』シリーズが有名なマイケル・ベイ監督の最新作映画。「銀行強盗の逃走車が救急車」という訳の分からないテーマを「映像の迫力」によるゴリ押しで成立させている怪作だ。 個人的には非常に楽しめる作品だった。 アンビュランスタイトルの「アンビュランス(原題:Ambulance)」は「救急車」を意味する単語である。ちなみに今作は、2005年に製作された同名映画のリメイク。(そちらの邦題は『25ミニッツ』) 英題だとAMBU"LA"NCEのLAの部分だ

          『アンビュランス』の感想書く