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歳をとるということ

歳を経るに連れて、段々と強迫観念のような自分への縛りが薄れてきた。前は、自分の存在意義を証明するのに必死だった。面白くありたかった。文才のある人間でありたかった。人の痛みに繊細な人間でありたかった。容姿の整った人でありたかった。いい企業に入りたかった。稼ぎを持っていたかった。他者から認められることに時間をとにかく費やしていた。 自己受容とは諦観でしかなく、諦観とはチャレンジの末に生まれるものではないかなって。やってみてダメだったんなら少しは諦められるよね笑、18から23に至

    • 椅子

      誰かに何気なく椅子を用意できる人がいる。彼、彼女らに接すると心が救われる。前職を辞めた際、気の合う男の子がいた。辞めても遊ぼうねと言いながら、会いたいなと思いながらLINEの返信が遅くなっていく僕に対して。連絡が無くなっても変じゃないのに、まめに連絡してくれる。好意を示してくれる。 あぁ、こういう人を大切にしたいと強く思う。人と関わるのが得意ではない、好きな人がいても相手の状況に勝手に解釈を入れて、いつの間にか億劫になってしまう自分が嫌だ。 人に椅子を用意するって、傷つく

      • 会話

        人と最近感情にスポットを照らして会話するようにしている。結果から言うと、人間関係が上手くいくことが断然に増えた。よく考えたら、人と人は言語を通して理解し合うことは出来ないから当然だった。言語化する上での自分の脳とのギャップ。相手がそれを解釈して咀嚼する。3段階の壁を越えて人が理解することはかなり難しい。その中で出来るだけ相手に想いが伝わるように言葉を編むことは素敵だけど。僕は、疲れてきていた。 関係が深まるような会話はお互いの核となるエピソードの共有だとある時期考えて、質問

        • 何も持っていない人

          正論じゃない生身の感情の吐露が聴きたくて映画を最近観ることが増えた。言葉に示せなくても頭に思ってしまう、そんな何かが映画では表現される。正解通りに生きられない人々への救いだなって。 今まで言語化能力が高い人が好きだった。彼女ら、彼らの言葉は美しいし、お互いの胸の引っ掛かりを解消し合える気がするから。分かり合える気がする。でも、寂しかった。言語化能力が高くないと、人を好きになれない自分へのむずがゆさ。人を尊重できない自分への自己嫌悪。 上司とサシ飲みした。そこで人に分かって

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          青々しい夏

          季節が夏に移ろいゆこうとしてる。 桜を好きな人と見るというイベントは今年も達成されなかった。 昨日、マッチングアプリで夕方、知らない女性と通話していた。会う気もお互いなかったから赤裸々なトークだったと思う。 話は、君って残念さんだよねってものだった。 顔立ちはクールそうでイケメンなのに、中身は子供っぽくて求めてるものが我儘って。 そうだよな〜って思う。 僕は、顔から入るけど、顔がいいからって沼ることはない。いつだって沼に陥る人は文章が素直で上手な人。比喩表現を多彩に使えば

          青々しい夏

          躁鬱を煩う前と後での価値観の変容

          躁鬱を発症する前、僕は自分を何でもできる有能な人間だと自認していた気がする。まぁ起業すれば成功するっしょみたいな無敵マインドがあった。それに紐づく形で夢は常に大きかった。コピーライターになりたいな、外資で働くか、なんて口先だけではのたまって何もしないでいた。根拠なき自信がそこにあった。自分には何でもできるんだという万能感。金は稼ぐし、いい女と付き合って、タワマンにでも住むかというありふれた大学生の夢。 躁鬱を患ってから、自分に常に限界点を置いていた気がする。社会のレールから

          躁鬱を煩う前と後での価値観の変容

          永遠に初対面でいい

          人と話すのがどうしても苦手だ。言葉遊びが得意じゃない。ユーモアがない。結果ノリに振ることになる、ノリで会話するのは好きじゃないのに。同じ人と何度も会うことが怖い。幻滅されてきた。その理由を自分の中で分けると簡単で、エピソードの強さに人格なりパーソナリティがついてきてないからだと思う。高校中退、大学中退、ヤクザの組長に声かけて殺されかけたとか、気になる見出しに対して中身がつまらない。だから最初に会う人は喜ぶけど徐々に僕という存在に飽きる。人に話したい話題がない。寂しい、ムカつく

          永遠に初対面でいい

          冬が好きだったはずなのに苦痛に感じて仕方ない。深夜までバイトして朝に寝て、夕方に起きてバイト。バイトに行く足は常に重くて死にたくなる。布団を剥ぐたびに眠って全て投げ出しちまえよって声と今投げ出したらキツくなるよって声が聞こえて。挙句、敗北する。バイト先に今年になってもう4回遅刻してる、クビになるのも時間の問題だな。全てが終わればいい、面倒だ。こんな自分にも嫌気が差す。 そんな冬。ただ朝はとびっきりにいいんだ〜。澄んだ空に見渡す限りの仄暗い青。誘われてそのままどこかに行ってし

          Ivy to fraudulent game inゼリー

          ひねくれてる。自分で自覚済み。 応援されるとうざったいし、褒められるとお前俺の何がわかるのってなるし、共感されると知った気になりやがってと高校生までずっと思ってた。 嘘、自分がそっから変わった気はあんまりしない笑上手く言えないね。ごめん。 まず、俺の言葉のイメージを話したい。 言葉は原型であればあるほど硬く、多くの物事に当てはまる。その一方で余計な物を抱えてる。 言葉は比喩表現を使って削るほど柔らかく、余計な物を抱えてない一方で、語れる物事が少ない。 僕は原型で人と会話し

          Ivy to fraudulent game inゼリー

          ハーモニー

          10万円のプロジェクターを買った。4万円のイヤホンを買った。貯金は2万です。観たい映画は特にない。映画を好きなのかも分からない。音楽は最近聴いてない。ただ、このまま毎日を送ってると自分の心が腐敗していく気がした。映画を観てたら何か変わってくんねえかって思ってる。そういう映画の見方ってダメですか。音楽聴いて駆け出す自分、想像しちゃダメですか。 暇な時間が増えるほど均質化していく自分を感じる。パチンコで10万勝った日に泣いた。パチンコなんてバカがやるくだらない遊戯だと思ってた。

          ハーモニー

          12/14

          今年も、もう数週間で終わってしまう。 傷は徐々に癒えてきた。 9/15に僕は大好きな人に絶縁されてしまった。 躁状態の過激な言動、垣間見える人間性。絶縁されるに値する理由は十分だっただろうな。 その人と出会えて僕は幸福だった。 大学2年の11月に明確に発症した躁鬱を起点として僕は長い間、人と触れ合わずに過ごした。精神病棟での7ヶ月を経て実家に戻ってきても友人は居らず、孤独感と退屈に苦しむ毎日だった。 そんな折に、ネットの掲示板を久しぶりに使っていた。“あなたの好きな歌詞、小

          プライド

          僕はプライドが高い。自分のことで分からないことは多いが、プライドの高さだけは明確だ。 僕は高校を中退している。何があったかはさておき、僕が高校を中退した現実的な理由は単純で、模試の成績が下がったからだ。高校1年生の僕のアイデンティティ、小学生から今にさえつながっている勉強が出来るというものが壊されたから。アホくさ。勉強せずに模試の成績がいいのが奇跡なだけで。勉強すればいいだけなのにな。勉強したくなかった。今も昔も怠惰だ。とにかく努力がしたくない。努力する暇があったらサボる方法

          プライド

          コミュ障の解像度を上げる

          人と話すことがない。 最近、寂しさから来る誰かと一緒にいたいという 感情と話すことがないという空虚感が同居してる。 躁状態の時も鬱状態の時も僕の話って結局、自分本位だ。相手が自分の興味の範囲の中の話をしない限り何も会話できない。聞くのは上手い方だと思う。 興味が無いからだ。ずっと相手の話で相槌を打つタイミングや、聞くべきワードを探して話してる気がする。聞く側か、話す側かとなってしまう会話がひどく苦手だ。お互いに一つの話題をマーブルが溶け合うように出来たらいいのにと思ってしまう

          コミュ障の解像度を上げる

          鬱状態の初期

          日記をつける癖をつけようと思う。それも比喩表現を廃して。比喩表現は僕にとってカッコをつける際に用いるだっさいアクセサリーだ。悲しいことに。元々はより心の形に近づけたくて使いはじめた比喩表現が比喩表現に使われるようになってしまった。 鬱状態が進行していることを感じる。面白さに囚われるようになった。面白い面白くない。カッコいいカッコよくない。頭がいい頭が良くない。金を持ってる持ってない。他者評価に依存している自分がいる。これは自分が他者をそういう目線で評価してることから生まれて

          鬱状態の初期

          何者かになりたい

          躁状態の無敵感が無くなって、家の天井をひたすら眺めて日中を過ごすことが増えてきた。涙は淡々と目尻に溜まる。拭うと悔しくて思わず枕を殴ってしまって、虚しくなるようなことが続いてる。 思えば自分の人生、コンプレックスの連続だった。 何よりも強い衝動はモテたいという感情。 ここに女の子と遊びたいという感情があったのは最初だけだったんじゃないかな。承認欲求を持て余した結果、人に好かれたいと思うようになった。 自分の価値を他者に見出すことの愚かさたるや。 文化、価値観、環境によって

          何者かになりたい

          面白くなりたい。12/16の日記

          面白くなりたい。面白くなりたい。 1年前から怨嗟の声が聞こえる。 自分が会話できない人を減らしたい。 魅力的だと思える人を増やしたい。 そのためには自分が 苦手なバカ話を得意になるしかないと考えた。 笑ってる人は万国共通で素敵だから。 その顔を見る機会が増えたら 人を好きになれると思った。 日大で後輩に面白いと崇拝されてる男の子がいる。 僕は個人的に彼の会話を全く面白いと思えない。 そんな彼に笑いを教わることにした。 これで何度目の行動だよ。 お笑い芸人の養成所を諦めて、ホス

          面白くなりたい。12/16の日記