何者かになりたい
躁状態の無敵感が無くなって、家の天井をひたすら眺めて日中を過ごすことが増えてきた。涙は淡々と目尻に溜まる。拭うと悔しくて思わず枕を殴ってしまって、虚しくなるようなことが続いてる。
思えば自分の人生、コンプレックスの連続だった。
何よりも強い衝動はモテたいという感情。
ここに女の子と遊びたいという感情があったのは最初だけだったんじゃないかな。承認欲求を持て余した結果、人に好かれたいと思うようになった。
自分の価値を他者に見出すことの愚かさたるや。
文化、価値観、環境によってまるで変わる評価基準の中で生きるのは苦しい。分かってる。分かってんのにな。自信がない。悔しい。自分で自分を受け入れられない。このままお金が手に入っても、このままモテても何も変わらない気がする。
俺は一体何がしたいんだろう。自分と対話する体力がない。人を騙したくない、自分を騙すことにも慣れてくるから。人を傷つけたくない。自分を傷つけることにも慣れてくるから。なのになあ、ねえどうすればいいのよ。カッコいい生き方出来るのはアニメの主人公だけで、もっと泥臭くダサく生きる中で自分がこうありたいと願い続けるべきなのかな。
大人は常に君はどうしたいか問うてくるけど、お前らしたいことやってんのかよ、鼻で笑わせんなよ。ぜんっぜん楽しくなさそうですけど貴方たち。自分の後悔を厳しい言葉にしてこっちにぶつけてくんなよな。悩んでる途中なんだわ。
日本全国旅してないだけマシだろバカが。自分探しって自分との対話だから、そう思ってるから俺はここでただ目の前のこと頑張ってるつもりだよ。
毎日しんどい。先が見えない。自分にはこれが出来ない、あれが出来ないってことを思い知らされる。文章力は自分になかった。歌唱力もなかった。なんだったんだ2ヶ月前の俺。恐ろしいな本当に。
等身大の自分で生きるということはとても難しい。自分は人とは違うと願いたいから。ただ人は生まれながらに違うのだから、違うことを求めて道を外れていくよりもレールに乗る中で自分の人生との向き合い方の中で、好きな自分でいられる環境を探すことは努力でなんとか出来る気がする。他者に価値基準を求めるのではなく、自分の中で自分がありたい姿で前に踏み出すということ。
俺はどうすればいいんだろうな。とりあえず一生懸命頑張ってる自分が見たい。それがどんな職業であれ。まずは目の前のこと真面目にやらないとな。言い訳を一つずつ潰していこう。
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