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強い日本をまた作ろうよ!

こんにちは、yuyuです。
前の記事にも書きましたが、こんな状況でなかなか退屈なので今日は珍しく書評でも書いてみようと思います。
というのも、ぼくは毎日読書することを習慣にしていて、そのアウトプットについてはどこかでしたいなあと思っていましたのでまあこれがいい機会かな、と。

さて。
今回紹介するのは、安宅和人さん著「シン・二ホン」
わかる人にはわかる題名ですよね。笑
そう、以前話題になった映画「シン・ゴジラ」に文字通りインスピレーション受けた題名です。そしてその内容もしかり。

ぼくも最初、名前から面白そうだなあということで興味を持ち書店に足を運んだわけですが、最初みてビックリしました。

ぶ、分厚い・・・。。


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これは読んでも挫折しそうだなあと思いつつも、「日本の再生」というまさにある種ぼくの理想論と重なる内容にこれは読んでやるぞ!という気持ちが勝り読破することを固く決意し購入したのでした。

■スクラップアンドビルドでこの国は立ち上がってきた。今度も立ち直るだろう。

さて、内容についてですが、この作品についてはここで詳しく説明するよりもyoutubeなんかに上がっている解説動画を見たほうが絶対いいと思うので下にリンクを貼っておきますのでそれを見てみてください。


読んだ中で一番印象に残り、そしてまさにこの本を一言でまとめた言葉こそ映画「シン・ゴジラ」で出てきたこの言葉。
「スクラップアンドビルドでこの国は立ち上がってきた。今度も立ち直るだろう。」

この言葉同様、著者も敗戦後からの復興、そして東日本の震災後など何度も日本崩壊の危機を我々は乗り越えてきた。だからこそ今のこの状況も乗り越えられる、と強く主張しています。

この意見に対し、ぼく自身も同様の感想を持っています。
若者であるぼくからみても、今の日本は終わっていますが日本人という観点からみればポテンシャルは持っている。マインドさえ変えれば日本は立ち上がれると思います。

そして、その上で安宅さんの主旨にプラスαで日本再興に必要だと感じたことは下記二つ。

①「強い日本の復活」という一つの目標を日本全体で共有する
②目標達成に向けたそれぞれの役割や使命を個々人で認識し、遂行する

①については、足並みをそろえる必要があるということです。
一部の有識者や頭のいい人が頑張ったところで正直国民の意識を変えるほどの大きなインパクトは残せない。
敗戦後、震災後ともに国民全体が「日本の復興」を掲げてみんなで動いたからこそああいう大きな成果が出たわけで。
今回もそういうミッションのようなものを国民で共有することで、国民としての強固な意志を築くことが大切なのかなと思いました。

また②については、①の目標を達成するために自分自身のやるべきことをしっかり認識したうえでそれを行動に移す力が必要であるということ。
これは、安宅さんも「風の谷」のくだりで少し触れていました。

これは個人的な見解ですが、日本人は行動にうつすことが苦手な民族です。それは以前も起業家が日本に少ないことについて言及した記事に書いた通り、「同調主義」というのが行動の邪魔をしている。

https://note.com/ramblin_666/n/nc38f8ac8a795

まずはそのマインドを壊し自分のやるべきことを自己で認識し、回りの目を気にせず行動に移すことができる人間を増やすこと、教育体制を整えることが必要だと感じます。


安宅さんの言う通り、まだやれる余地はある。でもそれには若者が立ち上がるしかない。
大人たちはその立ち上がれる環境を整備する責任が間違えなくあると思うが、その先は若者が切り開くしかない。それしか日本人が日本人として今後も発展していくことができないわけだから。

ぼくも若者の一人として、自分の使命を見つけ見つめて行動していきたいと思いますね。





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