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どんな経験も無駄にはならない。|私の転職体験記

こんにちは。RaMです。

いつも読んでくださる方も、 
スキをくださる方も、 
たまたま、今回の記事に
たどり着いてくださった方も、
お越しいただき、本当にありがとうございます😊

こちらのnoteアカウントでは、
自分のことを大切にしながら暮らす中で、
感じたことや学んだこと、日常に活かせるポイントなどを
わたし自身の言葉で紡いでいます。

どうぞゆっくりしていってくださいね♪


はじめに


いろいろ経緯があって、
現在転職活動しながらnoteを執筆している身なのですが、
今回は、現在進行形の話ではなく、過去の転職時のお話になります。

いつもは、「わたし」とひらがな表記にしているのですが、
今回の記事では、「私」と漢字表記にします。

ちなみに、職業柄、一般的な就職活動を経験したことがありません。

参考にならない箇所もあるかもしれませんが、
もしご興味ありましたら、最後までお付き合いください。


初めての就職先として選んだ道は、想像以上の過酷さでした。


私は、福祉系の大学を卒業し、資格を取得しての就職でした。
初めての職場は、医療機関でした。

医療機関での勤務は、新卒の私にとって、様々な困難にぶつかることもあり、割と過酷な環境でした。

でも、過酷さを知った上で、入職しているので、
実際の業務や環境を見ても、大して驚くことはありませんでした。

なぜ知っていたかというと、
私が就職先として選んだ職場は、実習先だったからです。

実習は1か月間。それだけの期間通っていれば、嫌でも現実を見て知ります。
実習担当者や、その職種として働かれていた年齢が近い方も、いろいろな情報を教えてくれました。

実習を終えた時には、学生の私なんかにお疲れ様会を開いてくれました。(でも、今振り返ると、入職者を確保して、それぞれの道を歩みたかったのだろうな、とも思います。)


実習を終えて、いよいよ就職活動をする時、
他の選択肢もあったわけですが、わたしは実習先を選びました。

理由は、大きく2点でした。

1点目は、実家から通いやすかったこと。
大きな環境変化をすることが目に見えていたので、
まずは、社会人になることに専念しようと思い、実家に戻ることにしました。
(甘えられるところは甘えようという、なんとも自立していない考え。)

2点目は、初めての就職だからこそ、あえて険しい道を選ぼうと思ったこと。
若いうちの経験は、その後に大きく影響すると思ったので、
いろいろなことが経験できそうな医療機関を選びました。

実際に、酸いも甘いもたくさんの経験をして、今の自分がいると思っています。
当時の詳細な記憶をなくしているくらい、働いている間は辛かったのだと思いますが、経験機会をくださった元職場には、大変感謝しています。

初めて退職を決意したとき


入職後、3年8ヶ月間勤務し、退職することになります。

私が入職して1年の間に、半分以上の同職者が退職されていきました。
退職された方は、職場に貢献されてきた方たちばかりで、
引継ぎを受けることも、毎月のように送別会を開くことも、本当に悲しく、切なかったです。
ただ、経験を積んで、違う道へ進んでいくという選択肢を取ることも、同じ職場で働いていた者として、とてもよく理解できるようになっていました。

入職して4年目の春。
新入職員さんも複数名入ってきていましたが、当時の主力となっていたのは、3名。
2学年上の先輩、1学年上の先輩、私。若手の独身女性のみ。
現場的には、誰か欠けると回らない状況でした。

こうして振り返ると、あの規模の病院を、この層で回していたことは、
すごかったなと思います(正確には、回っていなかったのかもしれないけれども)。

秋になって、研修を終えた新入社員さんも、先輩による指導が始まりました。
この頃から、「もしも先輩が辞めてしまったら、私やっていけなくなるんじゃないか?」と急に、強い不安感に襲われます。

実は、その前年あたりから、
仕事中に、耳が聞こえなくなり突然倒れる、なんていうこともあったりして、
同じ働き方を続けることはできないな、と感じていました。

そして、学生時代からの遠距離恋愛状態がなあなあに続いていた彼氏(今の夫)との関係性にも向き合わないと失礼だな、
と思うようにもなり、

結果として、地元にい続けることが、私にとってメリットにならないと判断して、退職を決断するに至ります。

退職については、本当に誰にも相談せず、決めてしまったので、
お世話になった先輩方には、申し訳なかったと思っていますし、
どんなに大変な状況でも、送ってくれた同職種のメンバーには感謝してもしきれません。

本当に人に恵まれていたな、と心から思います。
だからこそ、続けてこれたと言っても過言ではありません。

私を実習生として引き受けてくれることを決めてくださった当時の責任者(入職1年目に退職)が、私が退職する際に、よく頑張った!とメッセージ付きのプレゼントを、わざわざ持ってきてくれました。

このエピソードからも、環境の過酷さと、いかに人に恵まれていたかということが分かります。


退職してから次の転職活動まで


退職を決めてからの業務も、なかなかに過酷だったのですが、
同期や同職種のメンバーからのあたたかいお言葉を受け取り、なんとか最後の勤務を終えました。

退職日翌日は、最終日にあいさつに行くことが出来なかった部署へこっそり顔出しに行き、

そのあと、めでたくフリーになったわけですが、

燃え尽き症候群だったのでしょうか。
全く動けなくなりました。

その後半年間、求職登録にも行かず、ただただ家にいました。

専業主婦で家にいた母親と、1日3食の食事とおやつ時間を過ごして、
たまに自分の車を動かす程度。
(まったく動かなくなったのに、食を楽しんでいたので、当然のように太りました。)

ユーキャンで、ケアクラークの資格を取るだけ取ったりして、自由に暮らしていました。

資格の勉強は、家族に言わずにしていたこともあり、父親からは、「ニートや学生よりも、たちが悪い」と言われる始末。
(改めて文字に起こすと、きつい言葉だなあ。)

仕事から離れて5か月が経った頃、とあるきっかけがあり、
ようやくハローワークへ行き、本格的に転職活動を始めることになります。

(とあるきっかけは、大したことではないので、省略します。)

当時の転職活動で重視していたこと


医療機関以外で、経験を積みたいと思った。

退職をした時、
「私にこの職は向いていないから、もう関わらないようにする。」
と決めていました。

当時の私が、❝向いていない❞と判断をしたのは、
・その医療機関で続けることが出来なかった
・自分の仕事のできなさで、心身共に病んだと思っていた
・誰のために福祉職として仕事をしているのかわからなくなった
という理由です。

でも、一定期間無職の時間を過ごして、
福祉職ではない資格取得もして、
いざ、転職活動をしようと思った時に、求人検索した条件は、
持っている資格を必要とする職でした。

この変化に、自分でも驚いたことを覚えています。

「医療機関以外で、自分がやっていけるのか、試してみたい。」
何もせず休んでいたら、自然とそんな思いがこみ上げてきて、自分の意志で、社会とのつながりを取り戻し始めます。

結果として、前職場に拾っていただき、そこでは、6年10か月、お世話になりました。

職種の仕事だけでなく、マネジメントやホームページの企画等、様々な経験をさせていただき、本当に感謝しています。

こうすれば良かった!と思う反省点

病院退職後に燃え尽きた結果、社会や人から距離を置いてしまったのですが、間違った休み方をしていることに気付きます。
ここでは、こうすればよかったと思う点を2点挙げます。

(1)離職したら、ハローワークに行く

当たり前のことを言っているかもしれませんが、私はすぐに行かずに放置していました(それだけエネルギーが枯渇していたということだと理解しています)。

失業手当等、得られるものもあるので、どんなに疲れ果てていても、早めに行くことをお勧めします。

(2)1箇所の職場で合わなかったからと言って、夢をあきらめない

当時の私は、視野がかなり狭く、
「ああ、ここで続かないのだから、もうダメなんだ」
と、本気で思っていました。

福祉職は、職場が限定されることもありますが、選択肢がないわけではないので、他の分野や職場に挑戦してみる価値はあると思います。

【無駄な経験なんて、ひとつもない】

ここまで長々と書いてきましたが、
私がこの投稿をする上で伝えたいことは、1点です。

それは、無駄な経験なんて、ひとつもなかった ということです。

辛い職場での経験も、あんなにできなかったと落ち込んでいたにも関わらず、身に付いているものも多く、その後の仕事にとても役立ちました。

でも、仕事で辛い思いをしている時、生きていることだけでも精いっぱいな時には、その大切なことに気付くことが出来ませんでした。

辛い中頑張ってきたことや得た知識が役に立つという経験は、
心身ともに十分に休養ができて、エネルギーがたまり、
再び動き始めることができたときに、感じ取れることだと思います。


前提は、心身的に健康であること


『無駄な経験は、ひとつもない』と申しましたが、
それは、健康な心身があることが前提条件です。

将来的に無駄な経験はないからと言って、
しんどい中頑張り続けて、心身が壊れてしまっては、元も子もありません。

辛い時や、しんどいと心身共に感じている時は、
エネルギーが枯渇しきってしまう前に、心の声を聴いて、休むことを優先してくださいね。

動き始めるのは、元気になってからでも遅くありません。


おわりに


今回の転職体験記を書くにあたって、主に、前職以前の職歴について振り返りました。

新卒時代だからこそ、できた経験であり、当時感じていたことに客観的にみる良い機会をいただきました。

業務量や時間が足りずに思うような仕事ができないことに不満はあったけれども、
仕事内容や一緒に働く同僚、経験させていただける環境に対しては、不満よりも感謝する点が多かったことに気付きました。

こうして元の職場へ感謝ができるのも、過去を乗り越えて、今私が前進できているということだと思います。

あの時、一旦立ち止まらずに、妥協して働いていたら、
また違う人生観だったかもしれません。

でも、noteに書けるくらい、復活していてよかったな、と心から思います。

休養させてくれた両親、見捨てずに心の支えとなってくれた夫にも感謝。

今も、まだまだ道半ば。
新しい挑戦の日々ですが、その時にできる最善を尽くして、自分の糧にしていけるよう、精進します。


最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
スキ・コメント・フォローなどいただけると、大変励みになります。

この記事が、どなたかの心強さや安心に繋がっていたら幸いです。

また次の投稿で、お会いいたしましょう♪

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