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#7 逃げることがかっこいいときもある

逃げると決断できた人はかっこいい

僕が子どもの頃、「逃げる」=「かっこ悪い」だった。
何を根拠にそう思っていたのかは覚えていない。
けれど、とにかく逃げることが恥ずかしいことだと思っていた。

しかし、今は逃げることがかっこ悪いなんてことはないと確信している。
だからこそ思う。
逃げると決断するのって、ものすごく勇気のいることなんじゃないかと。
だから、逃げる決断ができた人ってものすごくかっこいいんじゃないかと。

特に、心に傷を負っているときにそれを決断できた人
例えば、いじめ。例えば、パワハラ。
学校や社会に出れば、傷つけられる可能性は残念ながらたくさんある。
そんな攻撃から逃げようと決断し、行動できた人は、かっこいい。
もし、これを読んでいる人の中で傷つけられた経験があり、
それによって心が砕けそうになり、
そんな辛いところから逃げた経験のある人。
あなたはかっこいいです。

そして、もし今心が折れそうで逃げようか迷っている人がいるなら、
僕はこう伝えたい。
とっとと逃げろ! あなたには他に合う仕事も環境も絶対にあるから!

逃げて正解か、逃げて後悔か

ただ、全てのことから逃げるというのが正解だとも思わない。
では、どういうときに逃げるのがよくて、どういうときによくないのかを考えていた。

僕の経験上、逃げて一番後悔したときというのは、
何かに挑戦する前に自信がなくて逃げたときだった。
つまりは、やる前から諦めたときである。

一方で、逃げても後悔しなかったときというのは、
上に書いたが仕事で心が病んだとき。
つまり、チャレンジした新しい環境から逃げたときだった。

だから、逃げた方がいいときというのは、
行動したり変えたりしたけど、違うと思ったとき。
これは、逃げて正解なのだと思う。

一方、とりあえず逃げない方がいいときは、
行動したり、何かを変えたりする前。
選ばなかったのならいいと思うが、自分にはできそうにないと逃げてしまうのは、後悔が残るケースが多いように思う。

結局のところ、後悔するかどうか
そんなありきたりな答えに行き着いた。

今までに何度も逃げてきた

最後に、僕の逃げた経験を書いて結びにしようと思う。

まず後悔した逃亡経験は……あ、ありすぎる……。
大学受験においても「できるわけない」と決め込んで、志望校のレベルを落としたことがある。チャレンジしておけばよかったと思っている。
あとは……恋愛もそうだ。
ベタベタすぎるが、あのとき告白しておけばよかった……!!!
書いていて落ち込んできたのでこのくらいにする。

逃げて正解だった経験は、パワハラが原因で適応障害になったとき。
しかし、これは自分一人で逃げられたわけではない。
最初は逃げる勇気なんてなくて、だけど仕事に行くのが辛くて、どうすればいいかわからなかった。
そこで残された勇気でできたのは、友達に相談することだった。
そして、友達が言ってくれた。

「とっとと逃げろ! お前にはできる仕事が他にたくさんあるから!」

上で書いた言葉というのは、友達の受け売りだ。
逃げたおかげで得ることができた、宝のような言葉である。


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