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真理の沈黙 一は全・全は一

倫理法人会の『7つの原理』読んでみた

※この本には、さらに原典があるが読んでない。正直、現時点でそこまで興味が湧かない。この7つの原理は8度、読み流した段階では納得できてない。論理的な飛躍や『丸山先生が発見した』の主張への疑念が私の中に渦巻く。批判めいて読めるかも知れないが、それは丸山先生や倫理研究所へのものでは無い。数万会員様の無知と思考停止・情報弱者ぶりを恥じぬ態度だ。更に、そんなことにめくじらを立てる私の狭量にはいつもながら驚く。


全一統体の原理


 

無断掲載

一は全、全は一


 13ページ。丸山先生が抽き出した・・この抽出したとはどういう意味か?
 要するに丸山先生が、研究の末に導いた・・と読める。

だが・・

質量保存の法則、万物流転。諸行無常だが移動ないしは変移しているの過ぎない。大昔からある思想だ。

ドリームアートラボさん/【ワンネスとは?ワンネス覚醒体験方法】宇宙意識、悟り、哲学的・スピリチュアル的絶対感覚へ。究極の瞑想状態とワンネスの世界に入ることを約束!『全は一、一は全』体験【ワンネスとは?わかりやすく】Oneness:ワンネスとは、全ては一つであること、その感覚をいいます。宇宙も地球も自然も人も全てが繋がって一つであり、エネルギーにおいて共通である、という意味です。スピリチュアル世界でよく使われる概念であり、哲学や仏教においても似た解釈があります。 

ギリシャの哲学者ヘラクレイトスはロゴスの説明として「One is ALL, ALL is One」を使った。ロゴスとは要するに世界の理のこと。
鋼の錬金術師の作中でも「一は全、全は一」は世界の理として描かれている。/シャミコは悪くないよ さん

仏教そのものにも『全ては一つ』客観と主観が一如なら分裂は無い、そういうコンセプトがある。『碧巌録』に「万法、一に帰す、一いずれの処にか帰す」という公案があります。/円覚寺。まさにこのことを指し、丸山先生が唯一これを発見したのではない。丸山先生は、こういうものを仏教から転記・ないしは借用したに過ぎない。だが信者たちはそれを認めない。今やワンネスは常識であって倫理法人会の専売特許でもないのだ。仏教だけがそう主張しているのでもない。

 『丸山先生が発見した。』と妄信者は言う。
 『丸山先生は、それを参考にしたに過ぎない。』私の理解はこれ。

ハガレンの荒川弘ひろむ先生は、『一は全、全は一』と『等価交換』(エネルギー保存の法則)のコンセプトをどこから持ってこられたのかな?


異次元・別次元とは?般若心経のこと?


p20p21p22p23

 『見えない次元』『「生命というただ一つの力によって』『世の中は・・秩序の中に統一・・』『真摯に実践すれば誰もが、その次元を感得できる・・』
 これらを私たちは理解・納得できるだろうか?さらに言えば他人に伝えることができるか?
『俺にもわからないけど、丸山先生が言われたのだから・』は、無責任に過ぎるだろう。

妄信者は言う。
『凡人にわからないのは当然。変な理屈をこねるより、黙って受け入れろ・・と。』

私は思うのだ。
 自分の命を自らの論陣に賭けるなら自分自身・他者の批判や疑念に耐えうる、透徹した理論体系構築をお願いしたい。待ちたい。それは丸山先生の子息・後輩がなされれば良い。また現代社会において、子供にさえ『黙って信じろ。黙って従え。』は危険である。情報を塞ぐのは、中カルトのするところだ。


神と繋がる?教育団体が言うことか?

P48

 『神・一・生命に繋がって人生劇を演じねば自ら不幸を招く・・』

 神と繋がる?どう言う意味か?それが『くらしみち』現実生活に役立つ17の標語に繋がると言いたいのだろうが。幾何学模様でも眺めるのか?

このように
1 丸山先生は、彼が主張する諸原理の発見者・発明者ではないこと。
2 哲学・宗教的意見と現実の社会生活との結び付けが強引であって、一見演繹的な論理展開のように見えているがどう見てもスカスカで無理がある。

※仏教そのものについても、似た傾向にある。御釈迦様がおっしゃったことを、弟子衆が文献にまとめた物が一切教だ。だが、その全てが御釈迦様にのみ寄って(お釈迦様以前に)例えばアカシックレコードに触れられてお知りになったことではない。お釈迦様は生徒として荒業の先生にヨガの理論を教えてもらっていて、それを弟子たちに教えられたと考えるのが自然だ。このことは少しでもヨガを学べば、すぐにわかることだ。ヨガが仏教に似るのではない。仏教がヨガの骨肉を持って生まれたのだ。仏教家はこれを嫌がるが、もうそんな時代ではない。

丸山先生の知識は、ほとんど仏教の中で完結しておることと理解する。

仏教教団から喧嘩別れされた時に、仏教色を減らすつもり、ないしはお経の中国語読みに反対で泥縄で(お弟子さんに引き続き指導するため)基本原理を整理されたのだろうと推察する。相当に慌てられたのだろう。


丸山先生は『川』のコアコードを持っておられる。

メイン 意  サブ 知  裏 = 川

精力的で知性を持ち、優しくて礼儀正しい・労を惜しまぬ方。亡くなる直前まで、借金を完済される律儀の人でもある。自らの美しいお姿だけでなく、身の回りのモノや書画にも精力的で堪能な素敵な方だったろう。若干頑固だったかも。コア=コードは亡くなった方の価値観も分かるのだ。

倫理法人会には『17箇条』という素晴らしい、どの時代にも通じる金言がある。だが、多くの人はそれを誤解して使っている、もしくは現実には採っていない。非常に残念だ。

※これからも当該書籍を読み進める。途中で意見が変わるかも知れないが私の現在地はここです。ハッピーハックの参考にさせていただける部分があるのかもとも思ったが、全く方向が違うので安心しました。

最後まで、お読みくださりありがとうございました。



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