サガタアマネ

書くことくらいしかできないので何かしら書いていきたいです。

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最近の記事

「足立区滅亡百合」の危うさと「そうは見えない」理由を考えてみた【2020.10.7追記】

はじめにツイッターを見ていたら、「足立区滅亡百合」とか「足立区滅亡アンソロ」とかの単語が目に入った。 何事かと思って調べたところ、足立区議会議員の「LGBTが広がると足立区は滅んでしまう」という主旨の発言、そしてそれを受けて急遽企画された「足立区滅亡創作SFアンソロジー」なる同人誌のことだとわかった。 区議の無知かつ差別的かつ時代錯誤な発言に関しては、リンク先のヤフーニュース記事の批判が個人的な主張を代弁してくれているので、このnoteでは主に「足立区滅亡創作SFアンソロ

    • 【メイキング】短歌初心者はどうやって短歌を作っているか

      はじめに短歌、という創作ジャンルがある。 #短歌 でnoteを検索したらいろんな方の作品とか初心者向け解説とかが見られるので、短歌の魅力や作り方(正しくは『詠み方』なんだろうけど、今の私の感覚では『作る』の方がしっくりきている)を知りたい方は、そちらを読んでいただければ参考になると思う。 私は数年前からTwitterなどでポツポツと短歌を作り始め、去年の秋くらいから地元の短歌同人(サークルみたいなやつ)の歌会に顔を出すなどして少し本格的に取り組み始めた、まあ駆け出しの初心

      • 「32歳腐女子」に何が起こったのか(個人の感想です)

        今日、ツイッターのハイライトを眺めていたら、 32歳腐女子自分の子供っぽさに気づいて恥ずかしくなる というはてな匿名ダイアリーが話題になっていた。 私はまさにそれくらいの年齢のオタクであり、自分の子供っぽさがコンプレックスでもあるため、身につまされそうだな………と思いながら読んでみた。 何というか、一言では感想が言えない記事だなあと思った。 (文章はすごく読みやすかった) ツイッター上では、オタクが「ミモレ丈」という単語は知らないだろうとか、記事中の友人が書いた主人公

        • 映画すみっコぐらしは「次元の壁」を越えた物語だ【ネタバレ】

          はじめに「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」を観た。 Twitterなどで「大人だけど泣いた」という感想をたくさん見かけ興味を持ったので、原作である「すみっコぐらし」というキャラクターのことはほとんど知らないまま劇場へ行った。 泣いた。 中盤から涙腺が緩み始め、クライマックスからエンドロールに至るまではもう滂沱の涙、厚手のハンカチを持ってこなかったことを悔やむレベルだった。 すでに多くの人がさまざまな感想・考察を書かれていると思うが、この記事では「次元の壁」

        「足立区滅亡百合」の危うさと「そうは見えない」理由を考えてみた【2020.10.7追記】

          ヒプノシスマイク4thライブでGADOROに殴られたので「迷宮壁」と神宮寺寂雷のことを書く

          はじめに昨日(2019/09/07)、大阪城ホールで行われたヒプノシスマイクの4thライブに行った。 詳しいレポや感想は既にたくさんあると思うので一言だけ言うと、最高のライブだった。 そんな中、強く印象に残ったのが、ゲストとして出演されたGADOROさん(以下敬称略)のパフォーマンスだ。 それまで私はGADOROのことは、神宮寺寂雷のソロ曲「迷宮壁」の作詞者だという程度にしか知らなかったのだが、終盤のMCで思わず涙が出るほど彼に「殴られた」。 そして、今回のライブの後に「迷

          ヒプノシスマイク4thライブでGADOROに殴られたので「迷宮壁」と神宮寺寂雷のことを書く

          私が映画「プロメア」でマジ泣きした2つの場面について

          遅まきながら、映画「プロメア」を観に行った。 ド迫力のアクション・個性が際立った登場人物たち・かっこいい音楽・等のエンタメ要素が、TRIGGER特有の理屈より勢いで押し通すハイテンション(偏見です)とマッチして、観て良かったと鑑賞中から思っていた。 そんな中、全編を通して2回ほど、ガチで涙が出たシーンがあるので、今回はそれについて書こうと思う。 当然のようにネタバレなので、本編未鑑賞の方は先に映画館に行くことをおすすめする。感想とか考察とかしなくても面白いから。 あと、一

          私が映画「プロメア」でマジ泣きした2つの場面について

          アニクラ初体験で感じた「汎用コール」の不思議さと「一体感」の魔力

          先日、生まれて初めてアニクラ、すなわちアニソンクラブイベントなるものに参加した。最近では、様々な場所で様々なタイプのアニクラが開催されているそうなので、私が体験したイベントが典型例ではないかもしれないが、そこで感じたことを備忘録代わりに書いておこうと思う。 私が参加したのは、小さなライブハウスで行われたイベントだった。ステージ上にDJブースがしつらえられ、そこで数名のDJがそれぞれ30分から1時間、懐メロから今期アニメの曲までいろいろなアニソンをかける。出演時間じゅうステー

          アニクラ初体験で感じた「汎用コール」の不思議さと「一体感」の魔力

          私が女性ラッパーのヒプマイ参戦を怖がる理由

          平成最後の日、まあ昨日なんだけど、フォロワーさんとヒプマイの話をしていた。その中で「ヒプマイの楽曲提供に女性ラッパーは来てほしくない」というようなことを言ったのだけど、言葉が足りなすぎたので、誤解のない表現で言い直すべく文章にする。 前提として、この話をした時点ではヒプマイの作中でラップをした女性は勘解由小路無花果(以下、無花果様)だけで、彼女が作中においてどのような立ち位置なのかも未だはっきりしていない。 なので、今から書くのは狭い範囲の偏った情報と憶測に基づいた妄想で

          私が女性ラッパーのヒプマイ参戦を怖がる理由