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なんとなく私と似ている(と思っていた)同期君

なんとなく、同期君とは似ていると思ってた。
60名ほどいる同期の中で私が唯一知っている同期君。

優しそうで繊細そうな顔立ち、立ち振る舞い。
大人しそう。
本が好き。
お酒を飲まない。
大勢でいるより少人数で遊ぶほうがいい。
LINEを2つ送ると必ず2つ返してくれる。

あぁ、似てるなー。
きっとこういう生真面目で、自分の意見を言いたくても言えなさそうな人たちがこの会社に集まってきていて、日々、言いなりになりながら、働いているんだろうなーって思っていた。

つい先日、初めて同期君とごはんに行った。
私の予想は大外れだった。

同期君は某大学有名ダンスサークル1000人近くいる中の2番手だった。でも彼は真面目だからお酒も飲まない煙草も吸わない。大学生特有のノリが嫌いで飲み会も楽しくなくなったらすぐに帰っていたらしい。
そんな、しっかりと自分を持っている彼を好く人もいれば、その分、敵も多くいた。
社会人になる前、心機一転、2000人ほどフォロワーのいたインスタもTwitterも消したらしい。
電車に乗っていると、自分は一切面識のない向かいの人から「○○さんじゃない?」と噂をされることが嫌で嫌で仕方なかったらしい。

その話を聞いたとき、私は信じられなかった。
情報量が多すぎて一気に処理ができなかった。

【好き】【嫌い】をはっきりさせることができる。
男女ともに付き合うべき人をちゃんと選んで付き合っている。
しっかりと自分を持っている、自分のことをわかっている。
周りの人にどう見られているかは気にしない。
自分の道を歩む。

似ていると思っていたが、私にはない能力がずらり。


久しぶりにすごい人と出会った。
心から尊敬する人に出逢えた。

ひとは見かけでは判断できない。
私もそんなふうに生きたいと思う。


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