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バイト先の店長の言葉を胸に、今日も生きていく。
大学4年間、たくさんのアルバイトを経験した
ファミレス、塾講師、引っ越し屋さん、大学内で授業のサポート、派遣、、、
たくさん経験した中で1番続いたのが居酒屋のアルバイトだった
大学3年生のはじめから大学4年の2月まで働かせてもらった
引っ越したてでアルバイトを探していた私に、大学の友だちが誘ってくれたことが始まりだった
なぜ結婚できないか私にはわからないイケメンで童顔な店長
私が進路に迷ってるときにも親身に相談にのってくれた副店長
頼れる後輩
もうすぐ辞める私たち4年生の代わりに入ってきてくれた元気のいい新人
あぁ、大好きな人たちに囲まれたバイトをやめるときってこんなにも悲しいものなのか
今まで人間関係で嫌になってしまってやめたバイトがほとんどだった私はこんな気持ちに初めてなった
嫌で嫌で仕方がなくて、逃げるように辞めて
やっと辞められたと思っていたバイトとは全然違う
サークルにも入っていなくて、コロナ禍で遊びにもいけなくなった私にとって、バイト先が唯一の居場所だった
最後に店長がこんなことを言ってくれた
「◯◯さん(私の名字)はきっと、どんな道にすすんでもきっちりやれます。だからこそ無理せず自分の感覚を大事にして色んなことにチャレンジしてほしいです。」
その通りだと思った
完璧主義な私は、郷に入れば郷に従いトップを目指し、どんなことも一生懸命やる
少々無理をしてでもやってしまう
自分でいうのもなんだが、会社にとっては扱いやすく働き者で、都合の良い人間だと思う
これから社会という荒波にのまれ
そうなってしまうであろう私にかけてくれたこれ以上ない最高の言葉
あぁ、この店長の下で働くことができて幸せだった
私は自分のことを器用貧乏だと思っている
その能力を
器用貧乏だから仕方ないと殺すのか
だからこそと生かすのか
自分次第
今だってそうだ
毎日働いていると会社が正しいと思い込んで
従っておけば怒られないし
むしろ器用貧乏だから
どんなことでもある程度できてしまって褒められる
すると、周りが見えなくなって
褒められて気分も良くなって
もう、自分の感覚なんて忘れてしまう
でもそんなとき
この言葉を思い出したい
これから先も
私が人生やキャリアで悩んだとき、
真っ先に思い出すのはこの言葉だろう
心の中に大切にしまい、今日も生きてゆく
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