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新しい明日をはじめる。-過去の失敗を越える挑戦へ-

大学4年って人生の大きなターニングポイントだと思うんです。
多くの人は就活があり、教員を目指す人は勉強に専念しなければならない。
何かに専念するってすごくパワーのいることだなと実感しています。

それこそ僕も就活に随分と時間を使ってきましたが、その反動か最近は少し飽きを感じています。笑

でも、友人の誘いがきっかけで、今また毎日がほんの少しワクワクしてきました。
そんな色々を交えて、今回は思いっきり自分語りをしてみようと思います。笑

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<憔悴する日々と一筋の光>

冒頭にも話したように、ここ最近は就活にも飽きが見え始め、少しづつ気力が失せている自分を感じていました。
あるいはゴールデンウィークの反動でシンプルに五月病になっていたのかもしれません。笑

就活し始めた頃は自己分析や企業の人と会うのが楽しかったのですが、それを数ヶ月繰り返していくと、「なんだか前に進めているのかなぁ」と焦りとも不安とも違う、モヤモヤした気持ちを感じてきました。

こうした時の僕の行動パターンは旅(あるいは散歩)にでて何か刺激をもらいながら、モヤモヤを取り去るのが常なのですが、大学4年生というこの大事な期間で、旅なんかしている場合か、と頭の中で誰かが謎の自粛ムードを呼びかけてきます。

僕は多分、飽きっぽく、同じところに留まり続けるのをもどかしく感じる性格をしています。
それでいて臆病な一面もあり、周りにアレコレ言われるのも嫌だから中々突き抜けた行動ができずにいました。
だからこそ、ここ数日なんだか行動的になれない日々が続いていました。

そんな中、中学からの友人が連絡をくれました。
「なぁライ、夏に小学生と5日間、90km歩かないか?」

<広がる心の叫びと葛藤>

その誘いは今の僕の心を動かすのには十分な威力で、もっと話を聞いてみたくなりました。
ですが、その反面、自粛ムードを呼びかける頭に取り付く誰かの声が響きます。
そんなことをしている場合なのか、目の前のことに集中しろ、と。

僕は友人の誘いを一度、保留することにしました。

そして時間をおいて考えてみることにしました。
僕はたぶん、子供が好きです。
子どもと関わって何かをやり遂げられたら最高だろうな、そんな風にも感じます。
大学2年を境に自分で何かを企画して実行する活動をしていなかったので、そろそろそうした活動をやりたいとも感じていました。

でも、頭に取り付く誰かがそんなことしている場合じゃない、と何度も何度も叫び続けています。

うるさい。
そんなに言わなくてもいいじゃないか。
大体誰なんだお前は。

自分の好奇心を削ぐ声の方に目を向けると、そこには過去の失敗経験を引きずる自分自身がいました。

確かに僕は過去に何度か目先の興味に惹かれ、大切なものを見失ったり本来の目的を達成できなかった経験があります。

まさしく今の状況そのもので、それを繰り返さない為にも新しい事には関わらない方が良い、それが僕の失敗から学んだ一つの教訓でもありました。

過去の自分がそう思うんだ...きっとやらない方が良いのかもしれない。
この時点での僕は、そんな結論を出そうとしていました。

<この一年で変わった事>

でも、過去の失敗を引きずる自分とは別に、この1年間を過ごしてきたもう1人の過去の自分の声も聞こえてきました。
大学3年になってから僕は大学の外のイベントに参加したり、様々な価値観を持つ人に触れる機会を作っていき、尊敬できる人、これからも付き合い続けたい人、様々な人に出会うことができました。

そうした人たちに出会う中で育まれた感覚がありました。
”人に何かを与える生き方こそが最大の幸せ。”
どんな人生が幸福かを考えると、誰かに何かを与え続ける人生が幸せである、という感覚。
僕はこの生き方に素直に納得したのと同時に、僕もその体現者でありたいと思うようになりました。

そしてもう一つ、
”人生が行き詰まっているのではなく、視点が行き詰まっているだけである。”
という考えにも出会いました。
これらの言葉を思い返した僕に今必要なことは行き詰まった僕自身を見直し、新しい視点を手に入れることではないかと感じました。

友人の誘ってくれたプログラムで僕が参加し、小学生に対して何か気づきを与える。
これができれば僕の人生にも新しい視界が広がるのではないか。
そんな風に思えるようになりました。

不安な状態をなくすにはそれを補う保証ではなく、
不安を飛び越える幸福感が必要なのではないかと僕は考えています。

僕なりに芽生えた感覚に従って、また新しい一歩を踏み出そうと思いました。

<新しい明日をはじめる。>

「なぁライ、夏に小学生と5日間、90km歩かないか?」

この誘いに返事をし、僕は先日、プログラム参加にあたっての研修に参加してきました。
これから定期的に研修に参加し、夏に向けて準備を進めていきます。

これから出会う子供たちにとって僕は何を提供できるだろうか。
"こんなお兄さんになりたい"そう思わせられるようなお手本であれるだろうか。

自然に5日間触れる中で、僕はきっと自然に生かされていることを改めて実感できると思っています。
食べ物への感謝、育ててくれた人への感謝、そうした当たり前の存在を自分自身、教える立場として振り返りたいと思います。

ここまでの話はあくまで僕のやりたい事。
実際に求められているのは安全性の確保やそうした観点だとも思います。
求められる要望や義務を果たしつつ、自分の強み、やりたいことをつなげていきたいです。

僕はこれまで、子供との事業に関心を持ちながらなかなか踏み出せずにいました。
そこには、自分はまだまだ未熟だし教える資格なんて無い、そんな意識がありました。

でも少し発想が変わって未熟者なりに行動することの大切さに気付きました。

”プロとは挑戦することを辞めなかった素人。”
続ける人は強い。
やり抜く覚悟を持った人は止まらない。
自分の敵はいつだって弱い自分自身。
こんな言葉に励まされながら、今回の経験を通じて成長できる1人のオトナになりたいと思います。

過去の失敗は時間の使い方と本質の捉え方、この二つを見失った事にあったと考えています。
これらを意識しながらどんどん行動していければ良いなと思います。
今の段階ではこれが失敗経験の1ページに加筆されるのか、成功体験として自分に残るのか、やってみないとわかりません。

だからこそ、
五月病の気だるさも越えて、また走り出そうと思います。

ライ

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