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古着から♻リサイクルされる🔸反毛原料🔸の値上げを、空前絶後の内部留保金額を更新する自動車メーカーに要求する!🚗

皆さんこんにちは、ラグマスター(ラグハウスの親方)のPikaichiです。ラグハウスとは古着のリサイクル工場の事です。常日頃より、古着のリサイクルや回収にご協力下さり有り難うございます!!

我々ラグハウス業界が取り扱う品目は大きく分けて次の3種類だ。1中古衣料、2ウエス原料、3反毛原料。今回はその中の3番目の反毛原料の話だ。この反毛原料の多くはフェルトにリサイクルされ、自動車の断熱材として利用されている。

反毛原料の流れ、ラグハウス→フェルトメーカー→自動車メーカー

私が仕事を始めた1978年頃の反毛原料価格が都内の問屋渡しで30円(1Kg当)、現在が愛知県岡崎着で10円(運賃が7円かかるので実質3円実にこの45年間で10分の1の価格に下落した。否、自動車メーカーに値下げされ続けて来たのだ。45年間で価格が10分の1になった物が、この日本の中でこの他に有るだろうか?

▼過去の反毛に関する記事はこちらからどうぞ

財務省の「法人企業統計」によると、直近公表の2020年度末の内部留保(利益剰余金)は484兆3648億円(金融・保険業除く)と前年度に比べ2.0%増だった。9年連続で過去最高を更新している。自動車メーカーのトヨタは24兆1042億円、ホンダは8兆9013億円だ。

9年連続で過去最高を更新する内部留保

最近の超円安により恩恵を受ける、ある自動車会社の役員は、円安で原材料や燃料などの輸入価格が上昇。サプライヤー各社の経営を圧迫している。「個社のもうけではなく、サプライチェーン(供給網)の安定が最優先課題」と断言。電力やガスなどのエネルギー代も含め、同社がコストの上昇分を負担する新たな支援策を打ち出すと語ったが。我々ラグハウス業界にはその恩恵はゼロ。反毛原料の値上げどころか、コロナの影響で2年ほど前に値下げされたままなのだ。我々ラグハウス業界は戦後の物が無い時代から、高度経済成長期を経て現在まで、陰ながら自動車産業をを支えてきたのだが、もはやサプライチェーンの一員ではないらしい。自動車メーカーの皆さんに訴えたい、SDGsに貢献する古着のリサイクルも、タダでは出来ないのだ!

ゆえに古着から作られるフェルトの値上げを要求する、何も内部留保の1兆円などとは言わない、自動車メーカー全体で数十億円程度で事足りるのだ。

最後にもう一度だけ言う、古着から作られるフェルトの値上げを要求する!


▼自動車メーカーに物申す!の動画はこちらから


💚ラグハウスとは💚

ラグハウスとは古着のリサイクル工場の事で、和名は襤褸屋(ぼろや)です。ラグハウスでは、回収された古着を主に次の3種類の用途に選別しています。
①ウエスの原料(工業用の雑巾)
②反毛の原料(フェルトの原料)
③中古衣料(国内国外向け古着)

💚このブログをお読み頂く上での注意点💚

私のブログや記事の中では、古着や古布、古繊維の事を総称で古着と表記したり、またリサイクルやリユースの事を総称でリサイクルと表記している事が有りますのでご注意下さい。そして、その古着をリサイクルする業者の事を、ラグハウス(Rag House)またはボロ屋と表記しています。ラグハウスの業界用語で、選別前の古布の事を込ボロ(こみぼろ)と呼ぶので、こちらもそう表記する事が有ります。

また、古着のリサイクルについてのご意見や疑問、ご質問などが有りましたら、コメント欄より是非お寄せください。丁寧に分かりやすく返答させて頂きます。


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