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日本人が驚いた、アメリカの職場の良いところ

世界が日本に驚いた!って最近テレビでよくやっていますよね。
今回はその逆をやってみようかなと思い立ちました。

私は、日本人はおろかアジア人すらいないアメリカの小売店で働いていたことがあります。
最初は文化的なギャップに戸惑いましたが、最終的には楽しく過ごせるようになりました。勿論日米どちらにも良い面悪い面はあるのですが、ここでは自分も見習いたいなと思ったところをざっくり紹介していきます😁

ありがとうで溢れている

買物をしてレジで精算が終わると、従業員だけでなくお客さんもThanks!とかThank you, Have a good day!と言います。

アメリカに行く前の私は、店で買い物をしても何も言わずに立ち去ってしまうだけでした。多くの人がそうしているから自然と自分にもついてしまった癖ですが、これは良くないなと思って改めました。

アメリカでは、ちょっとしたことでもすぐにThank youが飛んできます。
後ろの人のためにドアを開けておいてあげたり、エレベーターのボタンを押してあげたり、とっても些細なことです。
それでも感謝の言葉って、その日一日を幸せにする力があります。
そして羨ましいのが、”Thank you”って言葉が、”ありがとう”よりずっと発声しやすいんです。つい言いたくなってしまうんですよね。

大量のお菓子とイベント、快適重視の職場

基本的には和気あいあいとした雰囲気の職場が多いです。人間関係が悪かったり、そもそもきつい職場だったりするとアメリカ人はすぐに離職するので、労働環境はかなり気を使われています。
同僚の噂話や陰口も全然聞かれません。そのような従業員が有害な職場環境を作るというのはアメリカでは周知ですが、そもそもあまり他人のことを気にしていないのかもしれません。

私が驚いたのは、「Don't work too much(あんまり働きすぎるなよ)」というワード。お客さんからも同僚からも、果ては上司からも言われました。
アメリカでは、仕事よりも家庭優先です。仕事は疲れない程度にとどめて、家族と過ごす時間を大切にする人が多い印象を受けました。

そして、大抵の職場では、コーヒーやクッキーが大量にストックされていて無料で飲食できます。私の友達の職場では、一年間のお菓子代がなんと50万円にも上るそうです😲

また、お祭りがみんな大好きで、従業員の誕生日やハロウィン、クリスマスをしっかりお祝いします。ケーキが振舞われたり、オフィスを装飾したり、コスプレして仕事する人もいます。

上下関係がない

敬語がないので上下関係が強固ではありません。
上司と部下という関係は、上下関係ではなく単に役割の違いとして理解されています。
そのため、管理職にはより強力なリーダーシップが求められます。
皆、年下の上司でも気にしません。優秀な人物は早く出世すべきという考え方があります。途方もないような給料を貰っている上司でも偉そうにする人はあまりおらず、コミュニケーション能力の高い気さくな人がそういった役職についていた印象です。

誰でも意見し、されることが文化

入社して3日の人でも平気で管理職に意見します。むしろ、質問や意見を積極的に行うことがアメリカでは求められます。

「それは私の仕事じゃないからやらない」
こういった日本ではぎょっとするような言葉も当たり前に聞かれます。不当だと思ったら彼らははっきりと主張します。多民族国家ですから、相手の意図を汲み取るようなことはしません。契約書に書いてあることが全てで、白黒はっきりしています。
そんなことからアメリカ人は冷たいな、と思うこともありましたが、どんな人に対してもはっきり意見を言える姿勢はとても羨ましいです。


いかがでしたか?
今はグローバルな環境で働くことが多いですから、様々な人種が集まって作り上げられたアメリカのビジネス文化が世界のスタンダードになるのは至極当然とも言えます。
そして、最近は職場環境改善が日本でも進んでいますが、まだまだ他の国に学ぶべきことは沢山あると思っています。文化的に成熟した国ほど、現代の変化のスピードに対応するのが難しいのかもしれません。
だからこそ、特に日本の若い人たちには、どん欲に変化を求める開拓精神を獲得していってほしいと願います。

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