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遠距離で見た歯近距離から見た歯

 現代川柳と400字雑文 その13

 昔、歯が抜ける夢をよく見ていた。1本や2本ではない。口じゅうが歯でジャリジャリになるほどの大盤振る舞いだ。もともと生えていた以上の本数だった。ただ、よく考えると、ジャリジャリ感を得るにはそれなりに自分の歯も必要だと思う。とくに奥歯は不可欠だろう。しかし、すでに口じゅう「抜けた歯」でジャリジャリなのだ。なのに自分の歯は生えている。いったいどういうからくりだったんだろう。からくりというか、そもそもが夢の話だからなんでもありです。すみません、大人なのに夢の話なんかしちゃって。てか、この話ってことわざにできませんか。「取らぬ狸の皮算用」的な。「夢の奥歯のジャリ算用」みたいな。意味? 意味は「取らぬ狸の皮算用」とまったく同じでいいです。はい。じゃあ、申請書はそっちで書いておいてもらっていいですか。いやあ、助成金おりたらなにに使おうかなあ。夢がふくらむな〜。


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