見出し画像

星座では川の向こうに渡れない

シリーズ・現代川柳と短文 009
(写真でラジオポトフ川柳097)

 朝、テレビで星占いを見ている。小学生の頃からなんとなくずっと見ている。自分は蟹座なのでなんとなく蟹座の順位を見ているが、興味関心があるわけではないので、テレビから目を離すともう順位もラッキーアイテムも忘れている。「自分は蟹座である」というアイデンティティがない。「自分は蟹座なのに甲殻類アレルギーだな〜」と思うことはたまにある。しかしそれも次の瞬間には忘れている。甲殻類を食べないようになって二十年以上経つ。

▼これまでの「現代川柳と短文」


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?