体幹回旋時に痛みがでる腰痛治療のPOINT
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今回のテーマは腰痛です。
腰痛にも様々な原因がありますが
今回はメイン症候群と呼ばれる腰痛です。
臨床的には多く診ることがありゴルフや野球や筋トレ(フリーウェイト系種目)をしている方に多い傾向です。
体幹回旋動作(身体を捻る)が多く入る動作が炎症を惹起するのがPointになります
メイン症候群とは?
脊柱回旋可動域にフォーカスすると分かり易いです。
胸椎⇒回旋の動きは得意も屈伸の動きは苦手
腰椎⇒回旋の動きは苦手も屈伸の動きは得意
可動域で言うと
胸椎回旋⇒60°
腰椎回旋⇒10°
大きく回旋が取れる胸椎と
小さい回旋しかできない腰椎
その移行部がT12とL1間になり力学的ストレスPointに痛みや違和感が生まれます。
メイン症候群が示唆されるケースでの介入Pointは胸腰筋膜です。
体幹回旋時に上殿皮神経が圧迫される事により殿部/大転子/鼠径部など広く痛みが波及することになります。
関連痛(東医で言う行痛)の有無もしっかりと評価する必要があると思います。
胸腰筋膜へのアプローチが必要となる中で特に広背筋へのアプローチが大事になります。
広背筋の体表触診とリリースを紹介したいと思います。
広背筋体表触診
椎間関節性腰痛になりますので起立筋沿いをグリグリやってしまうとかえって椎間関節上の炎症を惹起させてしまうので注意が必要になります。
上からの軸圧を加えるのは避けるべきですが鍼灸治療では夾脊穴への刺鍼やお灸は効果が大きいです。腫脹が著しいケースは留意すべきですがアプローチの1つには有効です。
広背筋リリース
肩甲骨外側縁は骨際になるのと肋骨も下にあるので、グイグイ押してしまうとシンプルに痛いのと揉み返しも強く出てリスクがありますので、上記の様にアプローチするのを臨床では良く用いてやっています。把持したまま揺らすイメージです。
個人差はありますが下角レベルでは平均直刺約2センチで肩甲骨に当たりますので刺入深度に注意して行うと効果的です。
しっかりと徒手で筋をリラクセーションしてから鍼灸治療を行うと効果が高いので参考になれば幸いです。
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