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「健康」の価値判断基準

体育会系

相手はいわゆる体育会系で、幼少期からクラブ活動に精を出し、思春期をスポーツチーム所属で過ごし、厳しい練習や厳しい指導を受け、その中でもスタメンに選ばれ大会でも成績を残したという過去の栄光がある。

そのせいか「運動」をしないと「健康」じゃないと思い込んでいる節がある。

「運動」をして「体力」があって、好きなことを目一杯できることが「健康」。たくさん食べて身体ががっしりしているのが「健康」という考え方のよう。

だから、食べ物の話が大好きで、食べるのが好きで、常に私にもどんどん食べさせようとする。特に肉。

ヘルシーの意味

保育園のあるお母さんの話。
普段は給食だが、月に一度お弁当の日があり、子どもに持たせたお弁当が「サラダ」だった。保育園の先生はビックリ。

その母親曰く「サラダはヘルシーだから」

日本では、太っているのが「不健康」という考え方がある。痩せているのが「ヘルシー」=「健康」?
ダイエットをすることが正義のような風潮。

でも「健康」と日本人のいう「ヘルシー」は違うんじゃないかな。
栄養という概念の方が大事。

高齢者の栄養不足

更に、日本人の高齢者の2割ほどは「栄養不足」との調査結果もある。

「肉」を食べるのが健康に悪くて、魚のほうが良い。お腹いっぱい食べて太ってはダメという考え方。日本人の年寄りには多い。

塩分の取りすぎや脂肪の取りすぎとごちゃごちゃになっている様子。

実際、少し小太りの方が長生きという結果も出ているし、85歳過ぎたら好きなものを好きなだけ食べるべきという提言もある。

危険なのは骨粗しょう症だ。栄養不足から骨がもろくなり、あっという間に骨折してしまうことがある。

youtubeを見ていたら、知識も経験もある専門家の人が「この方法で80歳の方もダイエットできました!」と嬉しそうに話してた。
80歳にもなってダイエットが必要、痩せるほうが良い、という刷り込みは危険。
せめて、その方がどのくらいの体重でどんな病気があって、なぜ痩せなかったらいけないのか、だけでも語ってほしかった。

私の場合

私は食べるのが苦手。食に興味が薄い。

肉よりも野菜が好き、薄味が好き。
アラフィフだが痩せている。157cm、42㎏。

でも、栄養学は学んだ。
なので、料理名ではなく、栄養素で毎日食事をしている。
摂取エネルギーは少ないが、必要栄養素は取れていると思う。

肉と魚と大豆製品。野菜、海藻、キノコ類。毎日摂っている。

運動はほとんどしない。だからエネルギーも少なくて良いと思っている。省エネだ。
必要な分の食事をし、消費し、余りを残さずゴミも少なくする。食品ロスも減らす。

運動はほとんどしないが、毎日筋トレはしている。なので痩せているが筋肉は見える。(写真の通り)

身体の健康の捉え方

食べて運動して体力があるのが「健康」?

結局は長生きするのが「健康」?

病気がないのが「健康」?

障がいがあり運動ができない人は「不健康」?

筋肉体力がありトライアスロンまでやっていた人が、急な心臓発作で早死にしたら「不健康」?

若いうちは食べても運動をしているから太らないけれど、歳をとって運動量が減ったらすごく太るのはスポーツマンあるある。
食の依存症が一番「不健康」?

個々の生き方

相手は、↑のように、今じゃあ100㎏超のデブだ。
それでも「食べる」「運動」=「健康」という考えから逃れられない。
運動量が追い付いてないから太っているのだが。
肉を食べたがるし、食べさせたがる。もうこうなると価値観としかいえない。

それぞれの考え方はそれぞれ。自分の良いように生きるしかない。
私が嫌なのは、考えを押し付けられること。食や運動を強要されること。

依存症に陥らず、好きなことを我慢せずにでき、自分が気持ち良く生きられればよいとは思う。
私は好きなことは十分できている。そして、結構長生きすると思うんよ。



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