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これなら実践できそう。とにかく納得できる。「神モチベーション」

「やる気の出し方」を説いた本なんて山ほどありますが、そういうものを読んでみてもイマイチピンと来ない…めんどくさくて実践までたどり着けない…。そういう人に是非読んでもらいたい本です。

この本でイチオシされている「ギャップモチベーション」について、ざっくり説明します。

1. そもそも『モチベーション』は三種類ある

1つ目:ハイモチベーション

これはやる気に満ち溢れていて、鼻息の荒い状態。しかし、体温や血圧と一緒で、人間には「急激に上がったものを下げようとするはたらき」があります。ですから、ハイモチベーションに頼っていると、突然やる気が切れて飽きてしまったりする危険性があります。

2つ目:アクションモチベーション

これは、いざ行動し始めた途端にやる気が出るというものです。あなたも、「まずは五分だけ」と決めて勉強を開始するといつの間にか一時間続いている、というような話を聞いたことがあると思います。しかし、そもそもその「五分」がめんどくさくて始められない、という人も少なくないでしょう。この本は、そんな皆さんの味方です。3つ目をご覧ください。

3つ目:ギャップモチベーション

この本では、ギャップモチベーションを使いこなすことを推奨しています。これは「記憶」「現状」のギャップを埋めようとする時に生まれるモチベーションで、これを正しく使えれば、無意識のうちにやる気が出て頑張れるといいます。

2. 『記憶』には2種類ある

1つ目:過去記憶

俗に言う記憶、思い出のことです。例えば毎年あるマラソン大会に出場するとして、
「去年は一ヶ月前から練習を始めて一位になった。(過去記憶)
今年はもう一ヶ月前なのに、まだ練習を始めていない! ヤバい!(現状)」

という風に、過去(去年のマラソン大会)の記憶と現状とのギャップからモチベーションを生むことができます。
これを活用するためには、過去記憶の引き出しを増やすこと、つまり色々な経験をしてみることが大切です。

2つ目:未来記憶

これは未来の自分に思い描くイメージのことです。例えば
「今度のプレゼンで大成功し、上司や同僚に讃えられている自分」
を強くイメージすることで、そのための準備が出来ていない自分とのギャップを感じ、入念に準備をする気になる、というものです。
これを活用するためには、未来記憶のイメージを強固にすることが大切。そのために本書では、実際に声を出したり動作を行うことを推奨しています。例えばさっきの例であれば、「皆さんのおかげでプレゼン大成功でした、ありがとうございます!」といったセリフを実際に口に出し、未来を強くイメージするのです。スマホのロック画面に「祝! プレゼン成功!」と書くことなども有効だそうです。

こういった記憶を駆使して、上手くギャップモチベーションを使いこなすことを、本書では推奨しています。

3. その他

本書では他にも、脳のメカニズムや、習慣を味方に付ける自分設定のやり方、ストレスの上手い使い方等、やる気を出すための様々なコツについて分かりやすく解説しています。気になった方は是非、本屋さんで手に取ってみてください!


まとめ

ここではギャップモチベーションのことを中心に紹介しましたが、本書にはもっと沢山のノウハウが載っています。

こういう本を読むと、新しい知識を得られるのは勿論のこと、ぼんやりとは分かっていたけど実践していなかったようなことが明確に言語化されるのも魅力ですよね。また、「やる気を出すのが難しいのは自分だけじゃなかったんだ」と安心して、仲間を見付けたような気分にもなったりします。
あなたも是非読んでみてくださいね!

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