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ブラックボックス問題とは ~ディープラーニングの思考回路って?~

例えばAI自動運転の車がハンドルを切って人を轢いてしまったとします。
「なぜそのタイミングでハンドルを切ってしまったのか」を調べた結果、「AIの判断なので知りません」では済まされません。

例えばローンを組みたいと銀行に申し込んだとき。
「AIによる審査の結果、不合格でしたのでローンは組めません。根拠は分かりませんが」では納得いきませんよね。

AI、特にディープラーニングと呼ばれる精度の高いモデルでは、めちゃくちゃ複雑な計算の果てに答えを導き出しています。だから、「どうやってその答えを出したのか」を観察しても、私たち人間には到底理解できないことがあります。

これをブラックボックス問題と呼びます。

ブラックボックスとは黒い箱、つまり中で何が行われているか分からないという意味。いくら精度だけ高くても、社会で実際に用いる際にはこれではダメなのです。

人命の懸っている医療や、資産を預けることになる金融、自動車や人事といった業界では特に、AIのブラックボックス性が障壁となって実用化に進めない、ということが起きるのです。

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以上、ラケットでした!

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