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#43 未来予想図
【私の仕事術:❹ビジネスで勝つ為に】
事業計画を考えて、作ってみよう!
ビジネスで勝つ為には、まずその事業がどのように成長するか、拡大するかを考えて描く必要があります。それが無いと目指すゴールが見えない、うまくいったかどうかすらわかりません。その為に作る最たるものが「事業計画」です。
このnoteを読んでくださっている皆様の中には、事業計画を作るなんて自分とは無関係と思っている方もいらっしゃると思います。
たしかに「事業計画」という言葉の持つ重厚なイメージや、「そもそも〝事業”っていう事をしてないし」と考えるのも当然です。
また、若手のビジネスパーソンであれば「事業計画は上司が作るもの」と思うでしょう。
では、少し言い方を変えて、
『未来予想図を描いてみる』のは、いかがですか?
「事業計画を作るなんて大変!」って思う人も、「未来予想図」や将来の予測を考えるのであれば少し興味が沸くかと思います。
作るのが大変、難しそうだなと考えてしまうのは、
・様々な要素を考えないといけない、考慮する事が多岐に渡る。
・ものすごい高い精度を求められる。
大きくこの2つが理由と思います。でも、ご安心を。コツをつかんで何度か練習すればこんな感じで作るのかというのがわかると思います。
■事業計画の作り方
では実際、どんな風に作っていくかというと、私の場合は
❶まず直近の実績を把握する。
❷それが今後どのようになるかを未来を予測する。
❸実現に向けて具体的に何をするかを考える。
大まかにいうと、この3ステップです。
ビジネスというと重たいので、ここは例えば、ダイエットを題材に考えてみましょう。
ダイエットしたいと考えた時、皆さん、いろんなダイエット法を試すと思います。上記でいうと、いきなり「❸実現に向けて具体的に何をするかを考える」ところから始めますよね?
「この方法をやって、どれくらい痩せるんだろう。。」と自分が何ヶ月でどれくらい体重を落とす事ができるか、気になりませんか?
その為にも、❶直近の実績を把握する事と❷今後どのようになるか未来を予測する事からやった方がいいと思います。
実は私もダイエットをしていまして、その時のデータを活用して、わかりやすさ重視で、事業計画っぽくやったらどうなるのかのイメージを作りましたのでそれで解説します。
❶直近の実績を把握
まずは、痩せたかどうかの結果よりも直近の実績を把握する事に集中しましょう。この時も「何もしないで普段通りに生活する」というのでもいいですし、自分なりに思うダイエット、例えば食事の量を減らすとか、トクホを積極的に飲んでみるでもいいですが、まず2週間ぐらい毎日の体重をExcelで入力し、それをグラフにしてみましょう。
私の場合は、少し食べる量とカロリーを意識した食事に変えてみたら、こんな感じでした。
2週間やるのも大変ですが、まずは今の自分の状況を確認します。次に、
❷今後どうなるか、未来を予測する。
Excelの機能を使って、時間の経過と体重の減り具合だけの単回帰分析で、折れ線グラフに近似曲線を引いてみます。やり方は簡単です。下図のように折れ線グラフのところで右クリックして「近似曲線の追加」を選ぶだけ。
すると、傾向を示す点線(近似曲線)が増えます。
さらに、点線を右クリックして「近似曲線の書式設定」を選択し、一番したのチェック欄2つにチェックをいれてみてください。
すると、点線がどんな方程式になっているかが表示されます。ちなみにR2乗値というのは1に近いほど確度が高いというものです。参考まで。
ここで出た式を使って、未来を予想してみましょう。例えば、今より10kg痩せたい!と思い、いつぐらいに達成するのかを見てみると結果はこんな感じ
なるほど、このやり方だったら、約3か月後に10kg痩せていそうだというのが見えます。あくまで予測です。大切なのは、3か月後の状況を想像できるようにしておく事です。
❸実現に向けて具体的に何をするかを考える。
この予測を見て、「このままで良い」と判断するのか「もっと早く痩せたいから、追い込もう」とか逆に「ちょっと無理した2週間だったから少しペースを落とそうか」と考えて、自分なりのダイエット方法を考えて実行します。
あとは日々、実行した事と結果を見ていく。そしてそれが自分の想定通りだったかをチェックする。
かなり簡略化した部分はありますが、作る為の3つのステップはイメージついたでしょうか?
■ビジネスで注意する事
先程、「様々な要素を考えないといけない、考慮する事が多岐に渡る。」から事業計画を作るのは大変と言いました。
「❷今後どのようになるか未来を予測する事」部分について、ビジネスの場面では、例えば、対前年比でどうか、他のプロモーション施策の影響をどう見るかなど、立てた計画に対して影響を与えるものが色々あり、その部分をどう読むかが難しいポイントとなります。
またそれ以外に事業計画を立てるとなると、「売上はどうなるのか?」「利益はどうなるのか?」「損益分岐点はいつなのか?」等、予想しないといけない事もたくさんあります。
いきなり全部できるわけではありませんし、予測が100%当たる事もありません。大切なのは実績や事実を客観的にみて、シナリオ(=事業計画)を描く事です。
今日、ここで言いたかったのは、ビジネスで勝つ為には、まず簡単でもいいので計画を作って未来を予想し、それに対して、どうするかを考えるという事ですので、仕事で事業計画を考えないといけない場面が来た時に思い出してもらえると幸いです。
※余談
その後、私のダイエットはどうなったかというと、下のグラフみたいになりました。予測は大きく外れました。。。食べたいものをずっと我慢したり、そもそも一直線に減少する予測に無理があるとか心の中で言いたくなりますが、そんな簡単にいかないですね。
もしこれが何かビジネス上の大切な数値だと、予測と実績がこれではダメです。
日々実績を把握しながら、やる事を改善するのかそもそも計画を見直すのか等、ビジネスにおいて計画したものと実績のギャップが起きない為にどうしたらいいかは、次の回で触れたいと思います。
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