見出し画像

山の上のキャンプはどんなホテルよりも高級だ in ハリマン


タイトルを見て賛否両論があるだろう。


私はどんな高級ホテルに滞在するよりも、
山の上でキャンプをする方が心が満たされる。


キャンプ地から見える湖や山々を眺めながら、
聞こえてくる動物の鳴き声に耳を傾ける。
ハンモックに揺れながら青空に浮かぶ雲を眺め、
そのままうたた寝する。


兎アート🎨
アクリル画、10”×8”


夜は焚き火を前にディナーを作りながら
お酒を飲む。
そしてキラキラと輝く星たちを眺めるのだ。


先日ニューヨークに帰った際に
狸と共にHarriman State Park
(ハリマン・ステート・パーク)に
1泊2日のバックパッキングに行った。


先日まで狸ウイルスに侵されていた私だが、
どうしてもハリマンに戻りたかった。
そう、ここは私の原点なのだ。


狸ウイルスに侵された話はこちらから↓


ニューヨークに住んでいた頃、
ハリマンは私のお気に入りの場所で、
週末になればシティーから2時間をかけて通っていた。


週末に山に籠る生活があったからこそ、
今の私が形成されていったのだ。


私の原点を知りたい方はこちらから↓



ギアをバックパックに詰め込んで
私たちはハリマンへ向かった。
9月の中旬だったので、
とこどころ黄色やオレンジに色づいてはいるものの
葉っぱはまだ青い。


登山口に到着しハイキング開始。
今回は病み上がりということもあり、
そこまで遠くへは行かず
キャンプ地でゆっくりしようということになった。


ハリマンには昔掘られた採掘抗が所々ある。
探検がてら面白そうな場所をチェックしながら
キャンプ地を目指した。



2時間程で山の上のキャンプ地に着いた。
平日ということもあり、
他のバックパッカーはおらず貸し切り状態だ。
ラッキー。


眺めが良さそうな広いキャンプサイトを見つけ、
そこを今夜の寝床とした。


早速ハンモックを張り、
そこに腰掛け持ってきたビールを飲んだ。
缶ビールがこんなに美味しく感じられるのは、
エクササイズ後の山の上ぐらいだろう。


兎アート🎨
アクリル画、8”×10”


各々好きな時間を過ごしてから、
日が暮れる前にキャンプファイヤー用の
枯れ木を集めることにした。


太陽が沈むと一気に肌寒くなった。
ジャケットを羽織り
焚き火の前にマットを敷いて座った。
焚き火が私たちの身体を温めてくれた。


今回のディナーは手抜きで、
義母の家から持ってきたミートボールとピザである。
アルミホイルで包んだそれらを
赤く燃える炭の上に乗せた。



しばらくするとちょうど良い焦げ目がついた、
熱々のミートボールとピザになった。
それらを美味しい美味しいと言いながら2人で頬張った。
やはり大自然の中で食べるご飯は美味しい。


食後は虫の音に耳を傾けながら、
木々の間から見える月を見上げた。
満月に近いその月は眩しすぎるくらいだった。


ジャズやカントリーミュージックをかけ、
スキットルに入れてきたウイスキーを
ちびりちびりと飲んだ。
こういう男っぽいスタイルが好きで、
スキットルは私の私物である。


兎アート🎨
色鉛筆バージョン✏️


狸と私は終始ご機嫌だった。
2人でこんな特別な時間を過ごせるのが嬉しかった。
できるならば毎日こんなふうに過ごしたい。
そんな贅沢な話はない。


旅の前半は狸のせいで寝込むはめになった私だが、
最終的にここに来れたのだから、
狸ウイルスの件は許すことにしよう。



こちらのエッセイもよろしくお願いします↓







この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?