<Vol.35>新幹線の車内販売から学ぶこと

仕事柄、新幹線に乗る機会が多いです。

東海道新幹線ではよく車内販売が回ってきますが、その様子を見ていると

「もっと売上を上げられる要素があるのにもったいないなぁ」

と感じることがあります。

今日はこのことについて考えてみたいと思います。


<機会損失をどう防ぐか>

それは何かというと「進む方向」「体の向き」です。

だいたいいつも、進行方向とカートの向きは正面を向いています(こんな感じ)↓

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もちろん前方の確認(安全性への配慮)は大事ですが、この動きだと「あ、欲しいかも!」と思った時には、すでにお姉さんの後ろ姿しか見られません。

静かな車内で改めて声をかけるのもなんとなく気が引けて、結局いつも諦めてしまう…

この機会損失は意外と大きいのではないでしょうか。

だからこそ、できることなら乗客と目線を合わせる機会が増えるように"後ろ向きでカートを引いて欲しいなぁ、と思っています。

画像2

なるべくゆっくり、そして列に座っている乗客全員と目線を合わせるくらいの気持ちで進んでいけば、意外と手を挙げる方もいるような気がします。

進行方向が見えずトラブルになりそうであれば、

・バックミラーをつける
・「車内販売中です。お通りでしたらお声がけください」という張り紙をつける

という予防策はいかがでしょう。

さらに言うなら、、

座席に購入ボタン(あるいはカード)を配備して「購入したい意思」を事前に伝えられる手段があればいいのになぁとも思っています。

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もちろん僕はただの一利用客であり、社内事情も現行に至った経緯も何も知らないので、無責任な発想かもしれないことは十分に理解しています。

でも仕事柄、機会損失を発生させてしまっている現状に対しては、どうしても言及したくなってしまうんです(厄介ですね)。

もしかしたらあまり売上自体が立っていない(あるいは立てなくていい)サービスなのかもしれませんが、どうせやるならガンガン売って、喜んでくれるお客さんを増やした方が楽しいじゃないですか。

そしてなにより、、

いつも買いそびれてしまう自分をなんとかしてほしい…という思いがあります…。


<当たり前に疑問を持つ>

総括してここから学ぶべきことは何でしょうか。

「利用者目線に立ってみること」「当たり前のことに疑問をもつ」という2点は大事な気がします。

当たり前にやっていることを疑ってみると、意外と大きな成果をもたらすことがあります。

ただし、これは当たり前のことであればあるほど、当事者はなかなか気づけません。

だからこそ、今自分がやっている仕事を「第3者」「初心者」「子供」に客観的に見てもらって、疑問を投げかけてもらうことが大切だと思います。

「この仕事はこういうもの」とか「こうであるべき」という定説の部分にこそ、新たな飛躍の芽があるかもしれません。

僕も引き続き身の回りにある”当たり前を疑う習慣”を持っていきたいと思います。

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