<Vol.234>売れるセラピストになるために必要なこと
先日、この本を読みました。
なかなか刺激的な本で、胸に刺さるキーワードがたくさんありました。
「読み手など想定して書かなくていい。その文章を最初に読むのは間違いなく自分だ。自分が読んで面白くなければ書く全てことが無駄である。」
なるほど。
「自分が読んで面白い文章とは、まだ誰も読んでいない文章を自分で作るということである」
なるほど!
「わたしが言いたいことを書いている人がいない。じゃあ自分が書くしかない。読み手として読みたいものを書くというのは、ここが出発点なのだ」
なるほど!!
今まで自分がなんとなく感じていたことを、ずばりずばりと指摘され、首がもげるくらい頷きながら読んでしまいました。
<セラピストの仕事>
『読みたいものを書けばいい』
これはセラピストの仕事においても同様のことがいえます。
『買いたいものを売ればいい』し『受けたい施術をすればいい』
結論はシンプル、ここに尽きます。
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そもそも私たちセラピストの仕事というのは、
「施術」という手段を通じて、利用してくれるお客様をより健康な状態へと高めていくこと
です。
1回の施術だけで完全な健康をGETすることは難しいので、継続的に利用してもらい、共に歩んでいくことが必要となります。
…となると、セラピストは、
「私たちのサービスを継続的に活用して、健康になってくださいね」
というメッセージを積極的にお客様へと伝えていくことが大切になります。
…にもかかわらず、
「私は営業なんてしたくありません」
とか、
「お客様にサービスを売りつける行為は本心ではありません」
などと言うセラピストが一定数いる現実があります。
これって本当に不思議だなぁと思ってしまうわけです。
「自分が提供しているサービスを活用するように促さない」というのは、自分自身の存在を否定していることでもあります。
結局のところ、、
販売行為をしたくない、お金をいただくことに罪悪感を感じてしまう…というセラピストは「自分が提供しているサービスに価値を感じていない」ということです。
要するに、
「買いたくないものを売っている」
わけですね。
そりゃあ売れるわけがなく、売る行為自体にストレスを感じるのも無理ありません。
解決策はいたってシンプル、売るべきものを変えて『買いたいものを売ればいい』、それだけです。
<セラピストが売っているもの>
では私たちセラピストが”真に売るべきもの”は何でしょうか?
疲れている人をほぐす「施術(手技)」という行為そのものを"商品"として売っている限り、セラピストとしての成功はないと私は思います。
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