本日の映画 『Whiplash(セッション)』
監督:デイミアン・チェゼル
主演:マイルズ・テラー
J・K・シモンズ
音楽:ジャスティン・ハーウィッツ
個人的に映画史上最も熱くなる作品。
何か落ち込んだり、何か上手くいかない事がある人に見てほしい。
この監督デイミアン・チェゼルは29歳の若さでアカデミー賞 作品賞、他5部門ノミネート。助演俳優賞(J・Kシモンズ)、脚色賞、編集賞、録音賞など…
他にも、2016年に流行った「ラ・ラ・ランド」の監督でもある。
この監督は自分の過去の経験談を元に手掛けた作品。
"ジャズ"の枠超え、ジャズに興味が無いと言う方にもおすすめ。
なぜなら格闘技を見ているような作品だから。
ジャズなのに格闘技??と思う人もいるかもしれないが、そう言う人も実際にいる。
ジャズはこんなに激しいものではない!と言う人も。
何かをするのに理由なんていらないし、やりたいからやる。それだけ。
"戦いがあるから戦う。"
人間の本能ってそうものだと思う。
この主人公も「ドラムを上手くなって偉大になりたい。」ただそれだけだし、そのためには恋人も友達も全て切り捨ててきた。
何かを成し遂げたければそれらを犠牲にしてでも貫く覚悟が必要なんだと感じた。
人をマネジメントする上で必要なのは、"上出来"って褒めるのではなく出来てない。って言うだけでもない。
必要なのは寄り添う事。
なんでか…
と、その前に
この作品のJ・Kシモンズ演じるフレッチャーが
スタンリー・キューブリック監督の『フルメタルジャケット』の教官にすごく似ている。
差別用語を平気で言ったり、とことん精神的に圧をかけ極限状態まで追い込む。
その反面、フレッチャーには時折見せる褒める言葉だったり、愛らしい笑顔が個人的には飴と鞭に思えた。
だからタイトルも鞭打ちというところから取ってるんだろうか…それはわからないけど。
かと言って"上出来"とか"出来てる"と褒めるのも違う。
人は勘違いし今のままで出来てたら、満足し人は成長はしない。
そういう時には"全然ダメだ"とか"なにやってたんだ"と言うのも違うわけだ。
脳科学的に言われている事なんだけど
"お前はダメだ"とか"お前は出来てない"と言われると潜在的に人は"自分はダメなやつなんだ"と思い込む。
もしくは、何をどうすればいいのかわからないから、嫌になったりやらされてる感が出て何も面白くなくなる。
だから、環境を変えれば自分の才能が開花して結果がでるようになった!というのはよくある話。
重要なのは"周りがどう言う言葉を投げかけるかでその人の成長度合いが変わる"
世は環境が変われば人は変わる。
いい環境に入れば、良くなるし
悪い環境に入れば、悪くなる。
人間の本来の能力で人間が逆らえない部分でもあるが
"人間は環境に適応する能力が非常に高いということ"
人は1日に何千回と自分と対話をしている。
"セルフトーク"ってやつ。
"お前ならもっとやれるよ"と言われると
なんでかわからないけど、根拠はなくても
"俺はまだまだやれるよな"って自分で自分に言い聞かす事でセルフトークが変わる。
"自分なんて…"と思ってる人も
"俺ならまだまだやれる"と思ってる人の差は歴然として圧倒的に後者の方が可能性に満ちてる。
だから結果を出したければそう言う人と一緒にいるべきだし、そう言う環境に入るべき。
"Fake it untill you make it."
今現在がどうかなんてどうでもいい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?