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2020年6月の記事一覧
155/365 2006年『パプリカ』 これが自分。なんて指すものなど存在しない。 今 敏監督
本作のキャッチコピーは「夢が犯されていく」本作で描かれるのは、人が眠っている間に見る夢の事。
その夢を監督ならではの世界観で絵描き、現実と虚構が等価であるといった内容だった。
『マトリックス』や『インセプション』のように現実と虚構の境目など実際わかっている人は誰もいないと言われている。
今の自分が本物だと思っている人が多く、大切なのは今の自分は自分の無意識によって創造されている物体であり、人
156/365 2012年『チョコレート・ドーナツ』 トラヴィス・ファイン監督
今回の感想はオンライン交流会「自己分析より、映画観ろ。」にて発信していますのでそちらをご覧ください。笑
LINEのオープンチャットにてやりとりしております。
そちらのURLを貼っておきます。↓↓
オープンチャット「自己分析より、映画観ろ。|映画から学ぶ、人生戦略と哲学」
https://line.me/ti/g2/j2Ztjcinw7CyQ-vZ33W73Q?utm_source=i
157/365 2014年『ピエロがお前を嘲笑う』 感情に左右されるのはビミョーだな。 バラン・ボー・オダー監督
結末は絶対想像つかないって言われてたけど、大体予想ついた。
それに犯罪ってビミョーだし、感情に左右されるのもビミョーだなと。
ストレートに悪い事をしてた人が結末いい奴風に見せる系映画は個人的にはあまり好まないな。
158/365 2009年『9 〜9番目の奇妙な人形』 夢だとかやりたい事が本当に自分のやりたい事じゃない可能性が高い。 シェーン・アッカー監督
「これまでの人生で見た映像の中で、最高の11分間だった」と『チャーリーとチョコレート工場』や『アリス・イン・ワンダーランド』でお馴染みティム・バートンがそう豪語している。
とは言っても本作が11分ではなく、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の卒業制作として完成させた、11分の短編作品が元ネタ。
何かしら本を書くにしろ、日頃から言語化していないと出来ないだろうし、いつか本を出したいとしても本当にや
159/365 1997年『メン・イン・ブラック』 人生は映画から学べる。 バリー・ソネフェルド監督
本作が未だに色褪せない要素として、一つ挙げるとしたらヴィンセント・ドノフリオの狂気じみた感じじゃないかな。
その狂気じみた演技はキューブリック監督の『フルメタル・ジャケット』でも有名。
本作の面白いところは"一般人は真実を知らずにのうのうと生きている"というセリフがエイリアンに限らずそれらを情報操作されていることに気づかずに生きては死んでいくのだと考えさせられる。
凡人に降りてくる情報なんて
160/365 2006年『ハイスクール・ミュージカル』 結局、自分がどうありたいか。 ケニー・オルテガ監督
結構こう見えてスクールものの映画は好き。
本作の監督でもあるケニー・オルテガ監督は映画監督、振付師、プロデューサーとして活躍し、マドンナのMVの振り付け担当やマイケル・ジャクソンの「THIS IS IT」のプロデューサーも務めている。
結局人がどう思おうが自分がどうするか、自分がどうしたいかが大切。
本当身近なひとほどそれを邪魔する人ばかりで自分のことを知ったかのように言う。
そんな人に言
161/365 2003年『東京ゴッドファーザーズ』 家族とは何かと再考させられる。 今 敏監督
今敏監督の世界観が好きで『パプリカ』に引き続き、本作を観た。社会的地位とか生活水準が高いからと家族や愛、人間らしさが模範となるわけではないなと。
ただ、今の日本人は愛する家族を守るためだとか好きなところに連れていくためだとかなにかと理由をつけて、それをうまく取り巻く自分に酔いたいだけ。
法的には母が子供の親権は強いが、だからと家族の定義を条件で決めていいものなのかと家族について再定義させられる
162/365 2008年『ハイスクール・ミュージカル3』 いかに教育が大切なのかを学べた。 ケニー・オルテガ監督
アメリカとの教育差があるのは、明らかに日本の教育に問題があると言える。
だけど今メンバーシップ型からジョブ型に変わりつつあるわけだけど、ジョブ型に慣れていない日本人がいきなりジョブ型にしようとしても教えられないし、弱い人間が生き残れる世界ではなくなっていく。
本作の言葉を借りると"型にはまらない教育"をしてきたアメリカだからこそ、個々の能力や個性を自分達で見出し夢を具現化出来るが、
僕もそん
163/365 2016年『ワイルド 私の中の獣』 要は勃つか勃たないか。 ニコレッテ・クレビッツ監督
本当にやりたい事って、やりたいかやりたくないかじゃなく、好きか嫌いかでもなく、勃つか勃たないか。
物事はシンプルに考えればいいなと。
何をやれば自分がエクスタシィを感じられるかそれだけでいいんじゃないか。
164/365 1983年『スカーフェイス』 バイブル的存在の作品。 ブライアン・デ・パルマ監督
何回見てもいい作品。
マイノリティ層の人たちにとってもバイブル的作品で、数多くのラッパーが歌詞に挿入したり、本作を観た数で競いあったり、名前も「スカーフェイス」にしたりと、多大な影響を与えている。
好きな映画5本には入る。
165/365 2016年『アンチポルノ』 自由なんてどこにもない。 園 子温監督
世の中の人間の多くは"自由"に苦しめられている。
この国の"自由"という言葉に騙されて、"表現の自由"を謳歌していることになっているけど誰一人として"自由"を使いこなせていない。
"自由"に翻弄されて、"自由"に虫付いて、"自由"の奴隷になって"自由"に振り回されて、"自由"になったフリをしなければならない。
と、作中のセリフそのままその通りだと思う。
映画タイトルからは想像できないくらい
166/365 2009年『第9地区』 映画を見る上で、いかに非言語に隠されたメタファーに気付けるかが大切だなと。 ニール・ブロムカンプ監督
地球に難民としてやってきたエイリアンとそれを抑圧する人間の対立をドキュメンタリータッチに描かれた作品。
これの基はアパルトヘイト制作から来ており、ゾンビ映画で有名なロメロ監督が、
ゾンビをメタファーにして人間や社会問題を描いているのと類似し
本作の舞台であり当監督の出身国でもある南アフリカで起きたアパルトヘイトをメタファーにして同じような視点や手法を用いて
"差別はダメだ"と直接言うのでは
167/365 1973年『スティング』 人と人の間にしか価値はない。 ジョージ・ロイ・ヒル監督
ロバート・レッドフォード演じる若い詐欺師がマフィアに仲間を殺され、ポール・ニューマン演じる伝説の詐欺師と手を組み、華麗に復讐を果たすのをコメディタッチに描かれており、どの年代の人でも見やすい映画。
主演の二人がなんといってもかっこよく、本作に限らず数多くの作品に出演している。
2人の関係性から沢山学べる事がある。
慈悲深い俳優として有名だったポール・ニューマンが当時アクターだったロバート・レ
168/365 1997年『ホームアローン3』 体を張り、ギャップを生ませることが大切だ。 ラジャ・ゴズネル監督
個人的には『ホームアローン』『ホームアローン2』の方がマフィア映画でお馴染みジョー・ペシがコメディの間抜け泥棒というギャップがあって好きだが、面白さではこの中で1番かな。
というのも本作は過去作と違い、高い技術力とチームプレイで攻める国際的な犯罪集団だというところ。その中でも脚本は1.2と変わらずジョン・ヒューズが担当し、主人公も悪党も違えど家族愛や隣人達との関わりは変わらずに色褪せていない。