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155/365 2006年『パプリカ』 これが自分。なんて指すものなど存在しない。 今 敏監督

本作のキャッチコピーは「夢が犯されていく」本作で描かれるのは、人が眠っている間に見る夢の事。

その夢を監督ならではの世界観で絵描き、現実と虚構が等価であるといった内容だった。

『マトリックス』や『インセプション』のように現実と虚構の境目など実際わかっている人は誰もいないと言われている。

今の自分が本物だと思っている人が多く、大切なのは今の自分は自分の無意識によって創造されている物体であり、人間の殻を動かしているのはDNAだということで、本当の自分なんてモノは存在しないと言うこと。


言わば全てが自分であり、でもこれが自分だという解は無く、いくらでも変えることができるモノが自分という言葉が指す概念だと思う。

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