統合失調症の症状について解説しました

こんにちは!しらすです!

今回は統合失調症の症状について簡単のまとめたいと思います。

まずは統合失調症とはどんな病気なのでしょうか?


統合失調症とは

統合失調症とは、考えや思考がまとまらない(統合しにくい)脳の病気です。

100人に1人が統合失調症になると言われており、20代や30代で症状が現れる場合が多いです。決して珍しい病気ではありません。しかし、自覚していない場合も多いので注意しなければなりません。

原因としてはドーパミン仮説が有力で、神経伝達物質のドーパミンの量が多くなっている状態のことを言います。

治療で使われる抗精神病薬はそのドーパミンを抑える薬です。

自分に合う薬を見つけるには数か月かかります。私も4カ月くらいかけて自分に合った薬がどれなのか、試してきました。

また、日常のストレスや遺伝も原因と考えらています。

寛解(症状が落ち着く)しても再発する可能性があるので、長期的に付き合っていかなければなりません。


ここからはメインの症状について、紹介します。

症状は陽性症状、陰性症状、認知機能障害の3つに大きく分かれます。


①陽性症状

陽性症状には以下のような症状です。

・幻聴

他の人には聞こえない声や音が聞こえたりします。

基本的にはネガティブなものが多く、恐怖心を煽るような言葉が聞こえたりします。重症化した場合には暴力にまで発展してしまったりします。

また、命令が聞こえることもあり、その通りに行動することで周りからおかしくなったと思われることもあります。

しかし先住民族や他の国では、神様からのお告げと思えるようなポジティブな声が聞こえるようです。


・幻覚

その場にはないものが見える症状です。人によっては超常現象のように思え、自分は何かの能力を手に入れたと思い込むこともあるようです。


・妄想

本当でないことを信じてしまう症状です。私の場合だと、「周りにいる人たち全員が私の悪口を言っている。みんな敵なんだ」と思っていました。

そうした妄想に取りつかれてしまうことは、日常生活を送りにくくしてしまいます。


②陰性症状

・意欲の低下

楽しんでやっていたことが楽しめなくなったり、料理や掃除、洗濯など家事もこなせなくなります。

身だしなみも気にしなくなるため、服やアクセサリーに興味をなくし、化粧などもしなくなります。


・感情の鈍化

普段なら感動することでも感動できなくなります。

私はHSPですが、陰性症状が強く現れた休息期では、感情の鈍化により音楽や自然に対して感動できなくなり、充実感を見出せなくなっていました。


③認知機能障害

・記憶障害

新しいことを覚えにくくなったり、一度に複数のことをこなせなくなってしまいます。

ミスも増えていき、仕事も捗らなくなります。


・注意力低下

考えをまとめられない、集中できないなどで人間関係にも問題が出てきてしまいます。

自分の身体の調子や物事の異変にも気づきにくくなります。



ここまで簡単に統合失調症の症状についてまとめてきました。

私がみなさんに知ってもらいたいのは、決して症例が少なくない脳の病気であることです。

みなさんご自身や周囲の人がもしかしたら統合失調症かもしれません。ただ頭がおかしくなったわけではなく、脳の病気なのです。

自覚するのが難しい病気ですので、異変を感じたらすぐにお近くの病院に行ってほしいと思います。統合失調症も早期発見が大切になります。


統合失調症で苦しむ人が一人でも減りますように。


今回はこの辺で。ではまた。


参考サイト


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