うつ状態の統合失調症
こんにちは!しらすです!
統合失調症にもうつ状態があることを知っていますか?
これは陰性症状という症状で、急性症状(幻覚、幻聴、妄想)が発症した後に起こるものです。
今回はその時の経験をお話ししたいと思います。
うつ状態になるとこうなる
・動けない(行動できない)
起きるのがやっとになります。運動なぞもってのほか。
メンタルは落ちているので、「自分は何をやっているんだろう?」や「こんな風になって、なんて私はダメなんだろう。」という思考ばかりが頭をよぎりました。
そしてずっと布団の中にいて、12時間以上の睡眠は当たり前。(人によっては睡眠が極端に短くなる)起きなきゃいけないことはわかっていても、身体が言うことを聞きません。それだけ休養が必要な状態になっていたのだと思います。
・習慣が崩れる
ご飯を1食食べるのがやっとでした。料理ができるはずもなく、外出するのもつらいけど、テイクアウトして食べていました。
お風呂にも入れない日があって、ずっと布団の中で引きこもっていました。
身だしなみも気にしなくなるので、化粧をせずに外出していましたし、髪の毛がぼさぼさでも気にせずにいました。
習慣は崩れると、あっという間に習慣が乱れたことに慣れてしまって、戻すのが大変です。毎日のようにやっていたヨガは今でも戻ってきていません。今でもどうしたらいいのかよく分かりません。
・思考がストップする
認知機能が下がるので、何も考えられなくなりますし、希死念慮も少しありました。
1日1日生きるのが精いっぱいになり、好きなことを楽しめなくなりました。何をしても満たされないしやる気も起こらないしで、もうどうでもいいやと投げやりになることもありました。
また、注意力が衰えるために、片づけないといけないことにも注意が向かなくなっていました。
つらさを通院時に主治医に話しても、薬を処方してもらって終わりでした。薬は効いているのかどうかもよく分からず、そわそわすることが続いていました。
・外出すると「誰かに悪口を言われている」という思考が出てくる
イヤホンである程度の雑音をかき消すことはできますが、思考は頭の中で出てくるので、完全に止めることはできません。
人が大勢いるモールなどには行けず、人がなるべくいない場所を極力選んでいました。
・それでも何かしなきゃと焦るし、自分を責める
起きられない、何もできない自分を恥ずかしく思い、自分を責めました。そして自己嫌悪に陥りました。
ちょっと回復したかなという段階では希死念慮もほんの少し出てきて、余計に悪循環に飲み込まれていました。
そんなこんなでそわそわも治まらず、なんとか薬に頼って生活していました。生活と言えるかも怪しい状態でした。
高校生の頃になったうつ病とは共通しない部分もあり、戸惑いました。一度経験していた希死念慮には耐えることができたようですが、それでも生活しているという感覚はなかったです。
こうした経験をして思うのは、つらい時期は時間がかかっても抜け出せるということ。しっかりと休養を取って脳を休ませることができれば、ちょっとずつでも回復に向かいます。
そしてあるタイミングで自分で行動できるようになります。自ら病気のことを調べたり、ストレス対処法を調べたり実践したりできるようになります。
今つらくても、それは一生続くものではありません。とはいえ、当事者の方はそんな希望をもてないことも多いことも承知しています。
それでも、自分だけだと苦しむ人が少しでも減りますように。
私もより病気と向き合えるようになって、行動できるようになりたいなと思っているので、一緒に進んでいきましょう。
ではまた。
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