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「さすが、先生じゃなきゃ」ホーソン効果

5月も終わり俗に言う「5月病」を乗り越えた生徒たちが元気に授業を受けています。これからは梅雨の時期ということでまた憂鬱な季節になっていきますね。1学期の大きな行事として修学旅行があり、その事前指導を学年団の教師で試行錯誤しながら行っています。岡山県から出たことがない生徒たちも多く複雑に入り組んだ路線図や普段使わない交通系ICカードの利用方法の説明などやらなければいけないことが山積しています。以前の僕であればすべて抱え込んでしまい、苦しくなってしまうことも多かったですが学年団の仲間に支えられながらそれぞれ仕事を配分して行っています。学年団も小さなチームなのでそのパフォーマンスを向上させるためにどのようなことをすれば良いのか日々学んでいますがその中で


ホーソン効果


というものを見つけました。この効果は、人は「周囲から注目される」ことで成果を上げようと力を発揮するというものです。他人からのポジティブな注目は自分の意識決定に大きく影響し、それによって自分の行動や結果が変わってくることがよくあります。このホーソン効果は100年ほど前に、アメリカののウェスタン・エレクトリック社ホーソン工場で行われた実験によって発見されました。この実験が行われるまで「人間関係や感情は生産性と関連性がない」と考えられていました。しかし、実験によってその考えは覆り「外部環境ではなく、人間関係が生産性に影響する」という結論が得られたのです。ここで重要なのは周囲の注目を浴びることで「よく見られたい」「期待に応えたい」という気持ちが生まれ、それによって行動が変わり、良い結果を生み出すということです。


ピグマリオン効果との違い

「あぁ〜やっぱりな」 (2)


よく似たものでピグマリオン効果というものがあります。これは教育現場などで使われるケースが多く、教師が生徒の知識向上や意欲向上を期待した態度をとり続けると、実際に生徒が期待に応える行動をするというものです。これらの違いは双方の関係性でありホーソン効果は第3者からの期待、ピグマリオン効果は教師などの目上の人からの期待という所です。つまり学年団というヨコの関係が良好で、相互に期待や尊敬という想いを感じることで相乗効果が生まれ集団に良い影響を与えます。これは学年団のみならずクラスや学年全体の指導にも応用することができると思います。




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