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「もう一声!?」テンション・リダクション効果

3年ぶりに規制が緩和され故郷へ帰省をしたり、旅行に行ったり楽しい冬休みを終え生徒たちは始業式を迎えました。この時期は夏休み明け同様生活リズムが乱れ、遅刻や欠席をする生徒が多く見られます。自分自身も学生時代年末年始は、昼夜逆転して学校が始まっても朝起きることが億劫になった覚えがあります。楽しかった休み中の生活リズムから規則的な学校生活への切り替えが難しいのは「学校あるある」なのかもしれませんね。身近な例で言うと遠足の終わりに先生から「家に帰るまでが遠足です、気を引き締めて下校するように」と言われた経験がある方も多いのではないでしょうか。遠足のテンションのまま下校すると事故などに巻き込まれてしまう危険性が高まるので注意喚起が必要なのです。これを心理学の効果では

テンション・リダクション効果

と言います。テンション・リダクションとは、テンション(Tension=緊張や不安)・リダクション(Reduction=減少)という言葉の通り緊張状態だったものがその後、気が緩んでしまっている状態を指します。この効果は営業セールスの場面でもよく活用されています。契約を申し込むタイミングで人の緊張は最も高まります。その後、購入を決め申し込みが終わったら緊張が緩み、その後その商品を結局使わないままになっていることがまさにそれです。さらにその緊張が緩んだ状態を狙い、最近ではもっと商品購入を促すクロスセルという考え方があります。Amazonなどで商品を購入する際、「合わせてこちらはいかがですか?」(レコメンド)などがみられます。マクドナルドの「ハンバーガーとご一緒にポテトはいかがですか?」も同様です。

目標を設定するなら1月初旬がベスト!?


〈一年の計は元旦にあり〉とよく言いますがお年玉をもらい、帰省や旅行に行って気分が高揚している時に1年間の目標を設定することはこの効果を理解すると正しい格言だと思います。目標を定めた後さらに「もう一つ上の目標」に挑戦できるようアドバイスをするともっと上を目指すことができるかもしれません。例えば「部活でレギュラーになる」と答えた生徒に対して「レギュラーになっただけでいいの?」と問いかけ、「レギュラーになってチームで1勝する」などです。新学期が始まって生徒たちとホームルームや授業で目標設定をする場面があればさらに高みを目指すための声掛けを意識してみましょう😀

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