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「本当にココで良いのかわからない」マッチングリスク意識

9月になり進学•就職指導が本格化してきました。現在は1年主任なのでまだ実感はありませんが昨年3年生の担任だったのでこの時期のことを考えると、とても大変だったと思い出されます。高校3年生の進路指導は3年間の集大成で進路意識が高い生徒はすでに進路を決めています。しかし、体感として4、5月時点で自分の進路先を明確に決められていない生徒は6割以上はおり、さらに9月時点でも1割くらいは迷っている生徒がいるように思います。学校では進学•就職先を決めるために何度も面談を行いますがその際、生徒の口から出てくる言葉は「本当にココで良いのか悩んでる…」です。そんな時、思い出される心理学の考え方があります。それは、


マッチングリスク意識


例えば何かを買うときに「これは本当に自分に合うのだろうか」や「もしかするともっと良いものがあるのではないか」という不安感が生じます。このような不安は想像力を鍛えたり、本質をしっかりと見極める癖をつけることができれば簡単に脱却できるはずですが、なかなかそれを身に付けることはできません。進路選びもこちらから勧めてもそれに対して素直に首を縦に振る生徒は少ないように感じます。一番良いのは自分で考えてしっかりと第一志望校を決められることなんですが...


人が最後に決断する時の判断材料は「恐怖」


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以前営業マンをしている際に上司から言われた言葉が忘れられません。「営業トークでたとえお客様が良い気分になり楽しくなっても商品は買ってもらえない、最後はコレを買わないと損をする、後悔するという恐怖という感情が購買意欲に繋がる」確かに限定商品や期間限定という言葉に人が弱いのはその時にしか買えないという心理が働くからだとその時、納得しました。何でもリスクはあります。「ミスマッチになりたくない」という意識が働くことは仕方ないことです。その上で進路についてのアドバイスをする際、「高校3年生の今しか受けることができない。ココを受験できるのは日々を頑張ってきたあなただからこそ勧めているんだよ」と伝えてあげ、そっと背中を押してあげることが大切ですね。


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