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「スケジュール真っ黒」空白恐怖症

昨日から2学期期末考査に突入しました。寒気(かんき)も一緒に到来し、いよいよ師走の雰囲気になってきました。学校の12月も慌ただしく期末考査、面談、各種会議などに加えて3年生特別進学コースでは共通テスト対策授業も始まり、スマホでのスケジュール管理のカレンダーもどんどん予定で一杯になってきました。以前ドキュメンタリー番組で「手帳の予定がない日(空白)があると心配」だという人のインタビューを見たことがあります。これを心理学では

空白恐怖症

と言います。実はこの「空白恐怖症」という名称は「第3回大辞泉が選ぶ新語大賞2018」の大賞として選ばれた言葉で、「ス ケジュール帳に空白が多く、予定が記入されてい ない状態に不安を感じること。そういう気持ちになることを病気の症状になぞらえた言葉。」(デジタル大辞泉,2019)とされています。正式な病名ではないにもかかわらず、そういう疾患があるように錯覚してしまう人が多いのは、「自分はそうかな」と思う傾向を持つ方が多いからかもしれません。最も、「スケジュール帳を真っ黒にしていないと気が済まなくて」暇だと不安になるという傾向は今に始まった現象ではないのです。古くは1959年、アメリカの循環器内科医であるフリードマンとローゼンマン博士により提唱された「タイプA」という性格傾向がこれに近いかもしれません。いくつもの仕事を同時に行い、仕事に追われ、他人からの承認欲求が強いという特徴を持ち、スケジュールを一杯にしておかないと不安になるというもので、心筋梗塞のリスクが高い傾向があるとされています。

リア充も良いが多少の「あそび」も必要


死語かもしれませんが「リア充」という表現をしばしば耳にしました。現実の対人関係が充実している人がいい、という風潮があるために、他人と会う約束もなく暇な時間を過ごすことに不安や恐怖を感じたり、周りから「人気がない人」と思われるのは怖いと思う心理が働いたりするのかもしれません。さらにInstagramなどのSNSでは「映える食事」や「映える旅行先の風景」などを毎日投稿することでいいね♡を集めることに注力しすぎるあまり、空白に恐怖を感じる人も増加しているそうです。予定はほどほどに、何も考えずにTVでサッカー観戦をする休日も必要だと思います。


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