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EP.3 記念すべき契約お一人目の珍事件!準備イメージと度胸の大切さ。

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介護無資格、未経験の元部品メーカー研究者の無謀な挑戦!上場企業の理系研究者からリスクしかない起業をしたナラティブです。

現在は約1500名程度のお客様にご継続的にご支援させて頂いていますが、物事にはスタートがあります。今回は記念すべき新規顧客第一号獲得後のまさかの契約日に起こった珍事件です!!!


◆男性ヘルパーは、必要ない⁉苦難の営業PR活動

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創業当時から使っている手作り看板!!自分たちで何度も修繕して現在も現役。今年のリブランド計画によりあと少しで引退です。

 事業開始にあたり私たちは最低必要な資格として訪問介護員2級(現在は介護職員初任者研修)を取得し、なんとか申請書類を揃えて東京都より事業認可を頂きました。はれて2003年年1月18日より訪問介護いきいきらいふケアサービスがスタート。とにかくなんもわからん私と友人は介護保険制度の勉強からはじめ、書類整備、契約や営業、広告、求人ととにかく手探りで勧めていきました。とくに営業が大事。お客様獲得にケアマネジャーに訪問。言われた言葉は・・・

「若いね、がんばって!でも男性ヘルパーの仕事はないよ!!😅」

マジですか⁉😨

介護の仕事は女性主体、特に当時は介護保険制度が始まったばかりで、家政婦紹介所が訪問介護を担っていたため男性は皆無。そんな背景での言葉でしたが、そもそも私たちは男性、これはどうしようもない事実。やることは、売り込むのみ!!若い男性がスーツで訪問介護の営業(いきいきらいふは既存の介護業界の意識を変革するという理想のもと)といった、当時異例なスタイルがケアマネジャーには新鮮に映ったようで、苦心の末、新規顧客を獲得!

◆入念な契約ロールプレイ、すべての準備完了

本当の事業がスタートです。第一号のお客様契約は、友人が「絶対に俺がやる!!😤」と意気込んでいたので任せることに。

契約書は東京都から出されているひな形を参考に作成し、文言チェック。読み込みと内容の理解。と言っても、おそらくその時は理解が浅い状態だったと今振り返れば思います。この契約書をめぐってのトラブルも今後発生。それはまた別のエピソードになります。

日中業務をした後で、契約書の印刷、綴じ作業、最後に代表印の押印、重要事項の説明練習としてロールプレイなど何度も繰り返し、前日は夜中の1時頃まで準備を行ないました。

契約書一式は友人がカバンに入れて持ち帰り。さぁ、準備は万端。

◆いきなり訪れた正念場!!まさかの友人が来ない⁉

翌日、お客様とは10時訪問のお約束。
事務所に寝泊まりしていた私は、8時30分にはスーツに着替え、友人の出社を待ちます。同行準備は万端に調え終わっていました。

しかし、
9:00・・・・・・😙、

9:15・・・・・・😁、

9:30・・・・・😅、

9:40・・・😰、9:45・😨、9:50😱!!!

出発の時間!!!!!

事業所を出なければならない時間、待てど、暮らせど友人は来ない・・・。何度かけても電話は不通!契約書は友人の手元に・・・。

何かあったのかと思いながらも、腹をくくって一人で約束の時間にお客様宅を訪問。ガチガチに緊張しながらも焦りを悟られないように振る舞い無事契約とご説明を終了。契約書類は予備を1式作っておいたのが幸いしました。

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安堵しながらも連絡がつかない友人を心配し、お客様宅を出てから再度電話。つながった時には
「すまん、寝過ごした・・・。😫」とのこと。
半ばあきれてしまったものの、これまでの連日深夜に及ぶ業務、前日の準備を考えるとあまり責められず。とにかく無事契約が済んだことを伝え事務所に戻りました。

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いや~、本当に焦りました。予定外の出来事の際にどんな行動がとれるか、めちゃめちゃ試された事件です。念入りの準備やリスクマネジメントの力がこの後どんどん高まっていき、今に至ります。

人に頼れない環境で修羅場、正念場をどう乗り切るかは、自分の可能性を飛躍的に向上することを実感しています。皆さんはどうですか?

因みに一番最初の仕事は、男性の力仕事、車いすのお客様を段差のあるあがり框から下ろす、外出支援の依頼でした。

あるじゃん、男性向き介護の仕事!!この後、介護は女性の仕事と言う社会の思い込みと思いっきり格闘していくことになります。

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