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水上颯著|頭を鍛える5つの習慣

どうも、読書家のヒデです。
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今回は三笠書房さんから2019年9月25日に出版された、水上颯(みずかみ そう)さんの『頭を鍛える5つの習慣』をご紹介したいと思います。

本題に入る前に少しお知らせをさせてください。

現在、Twitterのフォロワー数8万5千人を超えるインフルエンサー、マグさんの運営する読書コミュニティ『Lectio(レクティオ)』にて、読書会オーナーを務めさせてもらうことになりました。「本を楽しむ読書会」をコンセプトに、読書が苦手な人も、本が大好きな人も、みんなが楽しめる場所を作っていきたいと思っております。8/25プレオープンなので、興味のある方は是非、マグさんのTwitterから公式LINEをチェックしてみてください。

そしてもう一つお知らせです。

毎週金曜日、夜の10時から、おとんさんと言う読書家の方と、Twitterにて「読書会スペース」を開催しております。本の紹介や読書術、読書についての質問、ご相談にお答えするスペースです。興味のある方は、ぜひ遊びに来てください。質問、ご相談はTwitterのDMにて受け付けてます。

それでは本題です。

本書の著者である水上颯さんは、高校在学中に全国高等学校クイズ選手権で優勝して、その後、東京大学に現役合格し、東大の医学部を卒業して、今では医師国家資格に合格し、医師として働いている、周りから見たら天才だと言われるような人なんです。

ですが、著者の水上さんは、自分自身のことを天才ではないと言い切っているんです。

それは、ここまでたどり着いたのは、「才能」でも「素質」でもなく、習慣の積み重ねだと言っているんです。

私たちは安易に「あの人は天才だから…」という言葉を使いがちですが、その裏には『天才は存在してくれなければ困る』という思いがあるんです。

それは、天才とは努力の結果、そこに到達したのだとすると、私たちは凡人ではなく『ただ、努力していないだけの人』になってしまうからです。

たしかに世の中には、本当の天才といわれる人もいると思いますが、ほとんどの成功者の方が、当たり前のことを当たり前にやり、日々の習慣や努力によって成功を手にしているんです。

アインシュタインの言葉に「天才とは努力する凡人のことである」という言葉がありますが、著者の水上さんも、間違いなく自分自身もそのタイプだと言っているんです。

本書は、習慣によって、天才と言われるまでになった著者のやっている「勉強」「読書」「記憶」「時間」「アウトプット」の、『5つの習慣』を解説した1冊になっています。

そんな本書から、私が取り入れたいと思った習慣を、3つご紹介したいと思います。

勉強の習慣

よく目標を立てるときに、大きすぎる目標や、遠すぎる目標を立てて、がむしゃらにそこに向かうのではなく、目標を細分化し、小さな目標を達成していく、スモールステップが大事だと言われますが、これは勉強においても一緒なんです。

例えば、「プロジェクトを成功させる」という大きな目標があって、そのために必要な参考文献を、1ヶ月で5冊読まなければならないとしたら、漠然と読み始めるのではなく、1日何ページ読めばいいのか細分化して、逆算していくことが大事なんです。

そのうえで、余力を残して、ラクをすることも忘れてはいけないんです。

ラクをすると言うと、サボっているようで気が引けるかもしれませんが、「何をやるかよりも、何をやらないか」を決め、さらに「どうやるか」を考えるのは、非常に重要なことなんです。

要するに、ラクをするというのは、サボるわけではなく、何をやらないかを決めて、そのうえで「最小限の努力で、最大の成果を出す」方法を考えるということです。

さらに著者の水上さんは、「ノートを取らずに授業を受けていた」と書かれているんですが、私はこの言葉に非常に共感しています。

と言うのも、私自身、仕事でお客様のアポや予定、アイディアや締め切りなどの、記録しておいた方がいいもの以外の、仕事の内容をメモに取らないからです。

もともと人間の脳というのは、マルチタスクができないようになっているんです。

2つのことを同時にできていると思っている人もいるかもしれませんが、実際に脳内では1つずつのタスクが高速で切り替わっているだけなんです。

高速で切り替わるほど人間の脳は疲弊していくんです。

要するに、人間の脳は、シングルタスクにしか対応していないんです。

人の話を聞きながらメモを取るという行為は、記録には残るけど記憶には残りにくいうえに、メモをしたことで覚えたような気になってしまうんです。

それならば、その瞬間に集中し、「考える」という行為にあてた方が理解も深まるんです。

とは言え、あくまでこれは、私に合ったやり方なので、重要なのは自分に合ったやり方を見つけることです。

読書の習慣

日本人の約50%が、月に1冊も本を読まないというデータがある中で、多くの人にとっては、読書を習慣にするのは、なかなか難しいかもしれません。

本を読んだ方が良いという事はなんとなくわかっているんだけど、動画が見たい、SNSが気になる、ゲームがやりたい、そういった誘惑に流されているのではないでしょうか。

それを解決する方法は1つしかありません。

それは、環境を整えることです。

人の意思というのは、いとも簡単にラクな方へ流されてしまうんです。

それを防ぐには環境を変えるしかないんです。

例えば、スマホからゲームのアプリを全部消したり、SNSの通知を切ったり、動画がすぐ見られないようにロックをかけたりと、ラクな方へ流されてしまう"きっかけ"をなくさなければいけないんです。

人は自分の意思ではなかなか変わることができません。

人が変わるためには環境が先なんです。

人はその環境に合わせて適応しようとするんです。

時間の習慣

お金持ちでも貧乏でも、成功者でもそうでない人でも、1日が24時間というのは全員同じですよね。

時間というのは、世の中で最も平等に与えられているツールなんです。

その限られた時間を、勉強にしても仕事にしても、どれだけ有効に使うかで結果は大きく変わってくるんです。

最も時間を効率的に使うには「すきま時間」の活用が非常に重要になってきます。

誰でも1日のうち、5分〜10分程度のすきま時間というのは、何度かあるはずです。

そのすきま時間を利用して、例えば、読書をしたり、副業のブログを書いたり、学生なら英単語を覚えたり、計算問題を解いたりと、すきま時間にできる事はたくさんあるはずです。

すきま時間をうまく活用することによって、すきま時間をただの暇つぶしに使っている人とは、雲泥の差がつくんです。

こうした日々の習慣の積み重ねが、天才と言われる人たちを作り出しているんです。

たしかに習慣というのは、身に付けるまでは大変です。

ですが、いちど習慣を身に付けてしまえばそれは、日常に溶け込んでいくものなんです。

それを1ヵ月、1年と続けていけば、自分では考えられないような進歩につながります。

今の自分が過去の習慣でできているのは、紛れもない事実です。

裏を返せば、今の習慣が未来を作るのも、紛れもない事実なんです。

みなさんもぜひ本書を手に取って、悪い習慣を捨て、良い習慣を身に付けて、未来につなげてみてはどうでしょうか。

今回は以上です

最後まで読んでいただき、ありがとうございます

それでは素敵な1日を

読書家のヒデでした


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