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社会貢献をしたいと願うシェフたちの思いが届きシェフの地位が上がり、産業を動かし、レストランは行政が無視できない存在となる
1996年に田中康夫氏による忖度なしのレストラン評価本「いまどき真っ当な料理店」の仕掛け人であり、2001年の創刊からレストランの実名評価本「東京最高のレストラン」の編集長を現在も務めている大木淳夫さんが今回のゲストです。約30年間にわたって伝える側からレストランを見続けてきた大木さんが、30年後のレストランに見る未来とは? 地方のレストランが産業として根付く環境はでき始めている。でも中心はまだ東京一強――大木さんのレストラン評の舞台はほとんど東京ですよね。最近は地方の時代
地球の歴史からみれば大きな変化はないが、厳しい自然と対峙してきた日本ならではのおいしさのワケを見直すことで、新しい食の個性も認められるようになる
話題の『「美食地質学」入門 和食と日本列島の素敵な関係』(光文社新書)の著者である巽好幸さんが本日のゲストです。大学で地球の進化や超巨大噴火のメカニズムを長く研究されていらっしゃいましたが、2021年に盟友のプロデューサー岡田一雄さんと「ジオリブ研究所」を立ち上げ、「地球」を核に考えるからこそ見えてくるさまざまなテーマを発信しています。そのテーマのひとつが食です。すべてのおいしさには理由があるというビジョンのもと、まずは日本からの発信として各地を訪れ、その土地に伝わる味を地質
増え続ける人口に対する食料を考えると化学肥料をまったく使わないことは考えにくいが、土をリサイクルする意識と技術が進む。
西田宏平(にしだこうへい) 名古屋大学大学院環境学研究科修了。農家である祖父母の影響から農業に恩返ししたいという思いと、漫画「宇宙兄弟』のような月面基地で人々が暮らす世界を創りたいという想いから起業をめざす。開業資金をためるために大手自動車部品メーカーに従事しながら「土と、緑で、未来を彩る」をコンセプトに2020年2月に株式会社TOWINGを立ち上げ、同10月に独立。名古屋大学など大学と連携しつつ、有機的な廃材から土を作る循環型の農業システムを開発し、2023年4月から本格的
専門知識を持ち、地球環境を考え、給料も高くなっている農業従事者は、人々にリスペクトされ、農業が憧れの職業のひとつとなる
小田剛(Tsuyoshi Stuart Oda) 日本人の両親のもと、アメリカで生まれ育つ。シンガポールの中学・高校を卒業後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校で国際関係及び経済を学ぶ。2007年の卒業後はメリルリンチ日本証券の投資銀行部門に入社し、2011年にはパソコンメーカー「DELL」の中国・新興国経営企画チームへ。退社後、2013年に農業テックの「アレスカライフ」を起業。安定して栄養価の高い野菜を生産できる、世界一資本効率の高い植物工場及び精密農業機器の開発に取り組む。