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【勇気】現在進行形、就活体験記

とある企業の面接で言われた、体験が抽象的というお話が今もずっと刺さって抜けない。企業が知りたいのはもっと生の、私が人生を賭けて経験した生々しい体験や気持ちで、私はそれを曝け出すのが少し怖い。私を素のまま置いて評価されることが怖い。(中略)私の体験を体系立てて一貫性があるように切り貼りして差し出すこと、評価されること、嫌悪感と言えば聞こえはいいだろう、怖いだけだ。

2023.12.17 雑記より

最近立て続けに面接を受けている。
その中で学んだことを、少しまとめておきたくて。


以前ブログを読んでくださった方に言われたことがある、小説のような文章だと、私はそれが純粋にうれしかったし、向こうも誉め言葉としてそれを言ってくれたと思っている。
でもそれが、就活においてはマイナスに働いている。

私は、自分を良く見せたい。
苦しいこと、悲しいこと、それすらもよく見せたくて、だから小説のような表現を使って美化することでしか、相手に届けられない。

でもそれじゃあ、私の何も、相手に伝わってないんだな。

とある面接で言われた。
「具体的な苦労話を聞くことで、こちらはどのくらいの負荷がかかっても大丈夫か、とかを想像するんだよ」
私は、その時、思ってしまった。
「就活のテクニックなんて、くそくらえだ!」

でも、その後受けた面接では、何も改善しないまま、不合格になってしまった。
志望度が高かった企業だったので、すごく悲しかった。
面接では自分の伝えたいことを伝えられたと思うし、向こうもきちんと聞いてくれていたように思った。
面接ではマッチング度合いを見ている、という売り文句にも惹かれていた。
だからこそ、マッチしなかった、という事実を突きつけられている気がして、苦しい。

何で落ちたか、理由は少し、わかっている。
私の話が抽象的だったからだ。
過去の魅せ方が、抽象的だからだ。
本当はその昔、面接で話したような、綺麗なことを考えていなかった。
もっとどす黒い感情に支配されたり、それを隠して笑っていたりした。
それでも前に進んだ。
生きてきた。
そして今の私がある。
それが先に出てきた「苦労感」であったり「生々しさ」なのだろう。

私は変わる。
変わりたい。
私の全てを曝け出して、生々しい体験を、生々しい言葉で語り、それでもなお魅力的な人でありたい。
でも、面接で合格するためのテクニックとして、ではないって、思いたい。
私をもっと知ってもらいたい。
知ってもらった上で、選んでほしい。
心の底から納得してほしい。
自信をもって、私を指名してほしい。
そんな、就活で抱いていいのかわからない、気持ちがある。

自分を、見やすい形で置いていくこと。もう、待っていても誰かが声をかけてくれるなんてことは、これから先ないんだ、自分でつかみ取っていくこと、自分を相手に差し出すこと、そして選んでもらうこと。選び選ばれる対等な関係であれるように、そのための努力を惜しんではいけないんだ。怖くても向き合っていく勇気が、当たり前に持てますように。

2023.12.28 雑記より

これが等身大の、本当の私の気持ちだと思う。
分かってもらう努力を惜しまない。
そんな気持ちで面接に臨んでいきたい。
私の言葉で、私の魅力を最大限伝えるために、

自分を曝け出す勇気を。

またね。


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