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夫婦の支え合い方

友だちは、夫婦揃って在宅勤務になったことがきっかけで夫の仕事のできなさを垣間見てしまい、今までこんなことで愚痴言ってたの?と幻滅してしまったらしい。

そこになんとも言えないタイミングで、近所に住む同じ職場の同僚と仕事の感覚、価値観がぴったり合ってしまい、毎日連絡を取り、毎週食事に行く仲になっている、と。

その話をわたしと夫でしていて、夫が「自分が重要視している価値感がズレてしまっていたら自分だったらもう元の気持ちには戻れないかも」と話し出した。

「俺はいずれ自分の飲食店を出したいけど、もし(わたしに)反対されたり、興味ない態度を取られたら、ちょっと違うかもと思ってしまうかも。それは自分が一番大切にしてる部分に関わることだから」らしい。

たしかにね。
でもさ。

「この前、育休明けに働きやすい環境を作るために、出産前にどんな働き方をするか、上司にも何か結果残しといた方がやりやすいよって言われてるし、自分でもわかってるけどどうしたら良いか悩んでる。って話した時、なにも返事しないで終わったよね。あれ、悲しかったよ?」

わたしは、男性は妊娠している女性の気持ちはわからないだろうから、なんて言ったらいいかわからないやって、スルーしたのかなと思っていた。

彼に相談すべきことではないかもしれないと思ってコーチングを申し込んだ。

その話をしたらこんな答えが返ってきた。

「俺は飲食店勤務で、会社らしい会社で社員として働いたことがないから、正直社内でどんな風にポジションをとっていくのか、みたいなことはわからない。

だから、そういう部分に対して何かアドバイスすることはできない。

だけど、昔から君が自分で何か成し遂げたい、社内で役割を果たしたいとおもって動いているのは知ってるし、仕事に重きがあるのもわかっているから、これから先もがんばってほしいと思ってる。

そこで自分ができることは、自分が休みの時や早く帰ってこれた時に少しでも家事をすること。

それで仕事に割ける時間が増えて、なにかアクションを起こせるならそうしてほしいと思うから。

考えていないってことじゃないから悲しまないで」

と言われて、この人に言っても仕方ないよねと思っていた自分を恥じたし、そんなに考えててくれてありがとうって言った。

相談に回答するだけが支え方じゃない。
困っているパートナーに対して、自分が出来ることを考えて動くっていうのも支え方。

たいせつなことを教えてもらったと思う。


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