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SUPER!!/フジファブリック

大好きなフジファブリックの曲達を
語彙力ないながらに、
1曲ずつ思っていることを
投稿していこうと思います。


第29弾は

SUPER!!

2016年11月16日にシングルとして発売され、
同年の12月14日に発売された
アルバムSTAND!!に収録された曲です。

出だしのギターのジャーンとなる音と同時に
駆け出したくなるような、疾走感のあるサウンド。
歌に入る前にギターのリフが特徴的な曲。


曲について

曲が出来た経緯について、
過去のインタビューを
下記に紹介します✨

タイトル『SUPER!!』の “最高!!”“凄い!!”という意味の通り、聴くだけで気持ちが高揚するこの曲は、山内総一郎(Vo,G)が制作した楽曲に、金澤がサビに新たなメロディを加えており、ポジティブな歌詞と疾走感溢れるサウンドは、今後のフジファブリックのライブの中心となっていく事は間違いない。イントロから力強くプレイされるギター、ピアノ、ベース、ドラムはそれぞれが際立っており、そのサウンドに負けず荒々しく歌う山内のボーカルによってさらに勢いと激しさを感じさせている。往年のファンも喜ぶフジファブリック節全開のギターフレーズも注目したい。

SUPER!!シングル ライナーノーツより


自分が思いつく限りのSUPER!!なものを詰め込みました。内容は決して明るいだけのものではありませんが、いかなる時も先を照らしてくれるような曲を作りたいと思い、生まれた曲です。何かと忘れがちな自分にとって、この先歌い続けていく上で、とても大切な曲になったように感じています。(山内総一郎)

STAND!!アルバム ライナーノーツより



ある昼過ぎ、山内氏から電話が鳴る。「ダイくん、SUPER!!もっと良くなるように考えてくれへん?」と。ダイくんって初めて聞いたぞ。おそらくGreen Birdで一緒だった、ルイくん(百田留衣)に寄せてきているのだろうと推測。完成系は皆さんの知るところです。まさかライブで自分がギターを弾く事になろうとは!な曲。(金澤)

STAND!!アルバム ライナーノーツより


最初はやっぱりそのツアーを経て、ものを表現したいと思ったんですね。聴いてて元気になるようなものを作りたいなとは思ってて。僕は曲を持ってって、『これいいね、プリプロでやってみよう』っていう段階で、自分ひとりで完結するんじゃなくて、このバンドでもっともっと揉んでいいものができるんじゃないかって。そういう状態でダイちゃんに電話して、『なんかいいの思いついといて』って言って(笑)(山内総一郎)

ROCKIN'ON JAPAN 2017年1月号より


(ラストのサビ前に入るピアノの音について)
あれは僕からダイちゃんに「是非!」とお願いしました。“雲は流れているんだけど、気持ちの良い青空”ってイメージがこの曲にはあったので、全体的に青く澄み切った音って言うんですかね、あのピアノもそういうイメージです。要所で入るギターリフは本当に思い付きで、ギターソロもそうです。一瞬も立ち止まったり、考え込むことのないアレンジでしたね。「SUPER!!」にはそれが一番の正解だろうと確信していました。(山内総一郎)

Player  No.611 2017年1月号


“三日月ADVENTURE”というライブハウス・ツアーをやったんですけど、それがものすごく良いツアーだったんですよ。毎回良いライブができていて、ツアー後の自分にすごく期待したし、早く曲を作りたくて。実際にツアーが終わったら、すぐに曲を作り始めたんです。それで「SUPER!!」のメロディーと、なんとなくの歌詞とサウンドの雰囲気みたいなものができたけど、そこからまったく進まなくなってしまって。たぶん、自分に期待しすぎたんだと思います。そこまでものすごい良い調子で来ていた分、“もっと良いのができるんじゃないか”と思ったら、何も出て来なくなってしまった。ミュージシャンなのに曲ができないって、意味が分からないじゃないですか。それほどダサいことはないと思っていたのに自分がそうなってしまって、ヘコみました。それで、ずっと形にならなかったところから抜け出してやっと「SUPER!!」が形になったときは本当に嬉しかった。それに、僕は“ここで生きている”ということをすぐに忘れてしまうから、“ここに立っていられるだけでも儲けものだよ”と自分で歌うことで、それに気づけるようにメモしておきたいという気持ちもあったんです。(山内総一郎)

GiGS  No.445 2017年2月号より


ここには載せきれないぐらいに
他の雑誌のインタビューにも
SUPER!!ができるまでの過程に
曲を作ることができないという葛藤があり、
山内さんの言葉として分かりやすい
インタビューを引用させていただきました。

曲ができることに過信しすぎず、
ミュージシャンとして生きることに
ここに立っているだけでも儲けものだと、
自分を戒めるためにメモとして
SUPER!!を作ったという。

苦労や葛藤からの一曲。
そう思わせないくらいの凄い一曲。
それがフジファブリックのSUPER!!
今でもフジファブリックはこの曲を時折、
ライブで演奏している。


歌詞について

ここからは個人的な歌詞解釈になります。
上記の歌詞リンクを見ながら、
温かい目で見ていただけると幸いです。


SUPER!! 1番の歌詞解釈


昨日または、寝ている間は雨で
今朝には晴れだったのを
洗いたての朝と表現。

昨日の雨は、過去の鏡。
それを振り返らないように
踏み鳴らして歩き、

向かわないと行けない未来に
立ちはだかるのは蜃気楼。
確かなのか不確かなのか
分からない状態の中、
前に進んで行く。

未来は良い予感も悪い予感も
いつもの状態もいつもと違う状態も
どちらが来るか分からないけれど、
確かなのはここに生きている限り、
どちらも起こること。

ちょっと大げさかもしれませんが、
日々の生活の中で朝起きて、
支度して家から出ていく1コマを
1番の歌詞に壮大に描いている気がしますね。


SUPER!! サビの歌詞解釈


サビの歌詞では
受け身ではあるけれど、
欲が出ていますね。
山内さんの叫びのような歌声が相乗して
とても力強いサビになっています。


SUPER!! 2番Aメロ、Bメロの歌詞解釈


移りゆく四季をいくつも通り過ぎて
今いる場所に立って生きていることを
実感しているのでしょうか。

私が好きなフレーズです。
この曲ができるまでは、
フジファブリックで春夏秋冬すべてを
歌ってる曲はMUSICしかなかったのですが、
この歌詞見た時に( ゚д゚)ハッ!ってなりました。
(語彙力…)


SUPER!! Cメロの歌詞解釈

ライブで山内さんが演奏中によく
上空を指す仕草をしながら
歌う歌詞になるのですが、
きっと夢を描く仕草と、
忘れはしない君に向けて、
指差しながら歌っていると思います。

それが誰に向けてなのかは、
聴く人の想像にお任せすることにします(笑)


個人的な話

先程、ライブの話をしましたが、
この曲の魅力はライブにもあり、
なんと、キーボードの金澤さんが
この曲でギターを演奏するんです!!

恐らくホシデサルトパレードで、
アコギでMUSICを演奏した
以来なんじゃないかと思われますが、
この曲が出来て、
ライブで披露された当初は
みんな盛り上がったと思われます✨

個人的な話ではありますが、
私はSUPER!!やアルバムSTAND!!発売時は
子供が授かったばかりで、
それを引っさげてのツアーは
参加できなくて、
ライブ行かれた方の情報で
金澤さんがSUPER!!
ギターを弾いてることを知りました。
正直見たかった…そう落ち込みましたが…

その後の15周年の大阪城ホールのライブで
なんと私はSUPER!!の演奏を聴くことができ、
金澤さんのギター姿の
勇姿を拝むことができました。

普段キーボード担当の方がエレキギターを…
しかも山内さんのギターを演奏されていたのに
感激でした。

またその時聴いたSUPER!!も、
ものすごく良く、盛り上がりましたね✨

その時のライブレポートされた方のリンクに
バッチリと3人並んで演奏されていた様子の
写真が載っていたので、
よろしければ覗いてください✨↓


発売から2年後の15周年のライブにも、
そして、最近では山内さんの40歳の
生誕祭のライブでも演奏されたSUPER!!
最初にも紹介しましたが、
時折、ライブで披露しているこの曲は
山内さんにとって、
本当に思いもしなかった苦しみを味わった末に
生み出された曲なので、
歌うことでミュージシャンとしての曲作りの
苦しみを忘れないように、
そして前に進めるようになる曲として、
原動力になっているのかもしれません。


そして、作った本人が原動力になる曲が、
フジファブリックらしいサウンドに自然となり、
いつの間にかリスナーの間でも
元気になる1曲となっていることでしょう✨


いかがだったでしょうか✨
SUPER!!
紹介させていただきました!!

これ読んで伝わらなくとも、
曲を聴いてくださって
フジファブリックの良さを
楽しんでいただけたら、
とても嬉しいです✨

また次も気まぐれで一曲ずつ紹介と
思ったことを投稿したいと思います☆

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