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旅の記憶 ノスタルジー【山陰】後編

エモい山陰の旅、2日目。

1日目は島根へ。


2日目は米子駅からはじまる鳥取の旅。

朝は、バスで30分ほど揺られとっとり花回廊へ。四季折々の花畑に出会える広大な敷地。今回のカバー写真は、とっとり花回廊のガラスの温室フラワードーム。美しかったなぁ。11月の頭に訪れたので、秋桜が終わりかけてサルビアが見ごろだった。ちょうど、サルビアの丘で南米アンデスの音楽デュオWAYKISがライブをしていてなんとも贅沢すぎる朝だった。


とっとり花回廊をあとに、今回の旅の目的でもある大山へ。今回は大山る〜ぷバスを利用。大山は色づきはじめで、登山客で賑わっていた。パワースポットとして知られる大神山神社 奥宮に向かうまっすぐとのびる石段。大山寺には宝牛と呼ばれる牛の像が待っている。願いごとをひとつ念じて撫でると叶えてくれるという縁起の良い牛。

この山陰の旅へ行く前に丁度、映画"楽園"をみたのだがまさに大山は楽園の世界のように感じた。美しき自然の中にあるエモーショナル。毎年、登山中の遭難が相次ぎわたしが訪れたときも捜索をしている最中だった。平和な街が、そうでなくなる瞬間。日々の生活を改めて大切に考えなくてはと感じた。本格的な登山をしたことがないので、あまり言及することはできないが無理をしないこと。どうか、今後の遭難が抑えられますように。

る〜ぷバスに乗車し、植田政治写真記念美術館へ。企画展は2〜3ヶ月ごとに入れ替わる。企画展も凄く贅沢で見応えがあるのだけれど、この美術館のロケーションがずるい。山陰の魅力がたっぷりとつまった美術館だ。

https://www.houki-town.jp/ueda/


米子駅へと戻り、電車で淀江駅へ。旅の最後は温泉施設"ラピスパ"地元客で賑わう天然温泉だ。バラ湯をはじめ季節に合わせたイベント湯が企画されている。ホームページには、淀江駅より徒歩5分と書かれているが道がほぼないため20分ほどかかる。ちなみに、夜はほぼ街頭もなく星の明かりだけがたよりの田んぼ道だ。徒歩5分と思い、駅からすぐかと思い駅にいた女子高生に道のりを聞くと歩いて行くんですか?と心配される。

地元の人たちは徒歩5分ではないことを知っているようだ。駐車場がかなり広いこともあり、車で来るための施設。徒歩で行く人などほとんどいないだろうな。晩ご飯に大山鶏の唐揚げを堪能し、星空の下駅へと向かった。行きこそ不安が過ったが、帰りは長閑な田んぼ道を星空を見ながら駅へと向かえた。

施設内は、特別広いというわけでもないが家族で賑わう心温まる施設だった。地元にもこういう施設があったなぁとしみじみとした。


何事も入念な下調べが大切だと改めて感じた山陰の旅。ノスタルジー山陰、心が洗われたような普段は遭遇しないような場面が多々ありその分成長できたようなかけがえのない旅でした。




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