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危険サインを出す父と、母に視界を狭められて気付かない娘

前回の記事で、私の母について少し書いた。
私の母は、毒親や過干渉の類のニオイがする。
世の中の毒親と比べたら大したことないと思うけれど、それでも私は、母から視野を狭められてきたような気がしてならないのだ。

しかし、私の父は割とまともだ。

今まで、私にサインを出してきてくれた。

「この家の常識は、ちょっと他の家とは違うかもしれないから、外でびっくりすることがあるかもしれないね」

「女子高生なのに、もっと遊んで夜遅くに帰ってくるとかしなくていいの?」

「共学だと対男子スキルがきちんとできていいよね(私の解釈:もっと年頃の恋愛していいんだよ)」(父は工業高校出身なので、ほぼ男子校出身みたいなもの)

この前のストレートアイロンの件も、父は「欲しいならおねだりすればいいのに律儀だねぇ」と言った。
ストレートアイロンは早急に欲しかったし、私のポリシー的に自分で貯めてきたお金で買いたかったから別に良いのだけど。
確かに、おねだりが下手な自信はある。


今まで、私は父のサインを半無視してきてしまった。
母の言うことばかり鵜呑みにしてきてしまった。
その上、意地を張っていた。
「女子高生なのに」という言葉にいちいち反応して「みんなと一緒にしないでよ」と思ったり、「対男子スキル」は、私が拗らせていたせいで余計なお世話だと思ったりした。

父のサインに気付けたら良かったのに、と今は思う。 

お父さん、母の言うことばかり信じ込んで、サインを受け取ろうとしなくてごめんなさい。
私が一人暮らしを始めたら、家賃の連帯保証人になってください。
母は「一人暮らしなんて危険だからだめ!」と聞き入れてくれなさそうだけれど、お父さんは理解してくれると信じてます。
私が、ずっと前に地元以外の大学について話題に出した時、母は渋い顔をして話をそらしたけれど、お父さんがアリなんじゃない?という反応を見せてくれたこと、覚えてます。

父に思い切ってこの感情を吐き出したい気持ちもあるが、母と3人で話し合いになったら終わりだ。時間だけが削られて、時間というか人生がもったいない。
どのみち軽く軌道修正をかけられて、大学受験に向かって走らされるのだ。

しかも、きっと話の続きが、数日間ズルズルと父がいない時間帯に続く(母は専業主婦。だから、必要以上に私が注目の的になってしまう。)。
中学生の頃、一度爆発したときにそうだったから。

その時は、父まで母に言いくるめられたのか知らないが、父も母サイドに付いてしまった(これだから父に打ち明けるのも危険なんだよな…)。
あのときの母のショゲた「ような」顔は、3年経った今でも覚えている。

どうにかして母を交えずに父にだけ話したいなぁ…。

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