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目で見たままを、そのまま魅る。【特別なモノはありますか?】Vol.9

特別なモノはありますか? _________
この一言から紡がれる、泥臭さ、拘り、愛。
あの人の特別はなんだろう?
あの子の特別を少しだけ覗いてみたい。
目には見えない特別も、あるかもしれない。
同世代の特別をクリアに、そして濃厚に伝えます。

久しぶりの9回目は、カメラマンの
ノアちゃんにインタビュー。


1.はじめてのかんじ

特別なモノはありますか?Vol.3で登場してくれたかのくん。かのくんの友達に、カメラマンを目指している女の子がいるから撮影に協力してくれないか。そんな話を頂いたのが4月のおわり頃。実際に撮影をしてもらったのが、5月のあたま。
料理をしているところとか、外で歩いているところとか。私の日常を撮影してもらいました。ノアちゃんと初めて会ったときに「この子はカメラマンに向いてるな…すごい…」と感じました。カメラマンのことなんて何も知らないくせにこんなこと言ってますが、本当に思ったんです。ノアちゃんはお姉ちゃんみたいで、でもカメラマンで、ほんわかした雰囲気で、確かにそこにはいるんだけど、撮影している人の世界観を絶対に壊さない。そんな魅力がある子だなと思ったのが、初めて出会った日のことでした。その日、「今わたしが作っている雑誌の写真撮影を担当してほしい」とノアちゃんに頼み込み、7月の今まで、一緒にいいものをつくってきました。


2.はじめは趣味だった

大学2年生になる前、ノアちゃんが買ったのがNICONのカメラ。風景とか好きなものを、何も考えずに撮影していた。カメラマンになろうと決めたきっかけは、カメラの勉強会に講師として来てくれたプロカメラマンの方が楽しそうで、本当に楽しそうでたまらなくて、こんなふうに仕事をしたいと思ったから。芸能人とかを撮りたいわけじゃない。例えば、カップルの二人を撮影したとして、その二人が結婚するかもしれない。赤ちゃんを授かるかもしれない。赤ちゃんが産まれたら七五三があったり、その子が成長する過程を知れたり。そうやって、誰かの人生に寄り添っていけるカメラマンになりたい。
この話を聞いたのが5月8日で(わたしはだいぶnoteを更新していなかったのですが)、今が7月半ば。ノアちゃんはプロカメラマンの試験に合格して、今は私と同じ年の22歳にして、プロのカメラマンさんです。夢を追いかけて、夢に近づいて、スタートラインに立つまでを、近くで応援できたこと、そして一緒に制作をしてくれていることに、本当に感謝しています。カメラマンに向いているなと感じた時に、もう一つ思ったんです。本当に大好きなことを、一生懸命やるのってやっぱりいいな。って。


3.カメラを好きになって

ノアちゃんがカメラを好きになったきっかけは、「どこを切り取ろうが自由だし、いつも見ている風景も、なんだか特別に見えるから」。日常のなかに溢れる当たり前の風景も、実はそのとき、その一瞬しか見ることができないことだったり、二度と見ることができなかったりする。それをずっと残しておけるのも、写真を見返すとその時の思い出を鮮明に思い出せるのも、自分が切り取ったところがなんだかとても特別なワンシーンに見えるようで、やっぱりカメラはわくわくする。カップルの写真を撮るのってなんか好きで、表情が緩んでいる瞬間を引き出せると嬉しくなる。自分の思い通りに写真が撮れたときとか、アルバイト先に向かう道でも、今までとは違う見え方に変わって、「ここではこんな写真が撮れそうだな」「次はこの背景を使ってみても面白いかも」と、日常が楽しくなった。


4.このショットがお気に入り!

ノアちゃんがプロカメラマンを目指している間、Instagramでモデルになってくれる人を探していたとき。2回目の撮影をお願いした日が、ちょうどバレンタインと重なったという。カップルの二人を撮影する予定だったが、彼女さんが内緒でチョコレートを作ってきて、彼氏さんに渡した時の表情が、もうなんていうか、ゆるみにゆるみまくっていて、その瞬間を撮影できたことが嬉しかった。特別に、バレンタインの撮影データを載せても良いということで、ジャン!

最高じゃないですか…?最高の2文字で表すのもどうなん?っていうくらいに、めちゃくちゃ良い瞬間ですよね。ふたりの頬が緩んでいて、見ていると幸せな気分になります。わたしはノアちゃんの撮影に同行したことがあるのでこう思いました。やっぱりノアちゃんの撮影時間があったかくて心地いいからこそ、撮影できる瞬間があるんだな、と。



【おまけ】スマホで撮影する時のコツ、教えて!

さいごに、一眼レフカメラを持っていなくても、スマホで写真を撮るときに、素敵に撮れるコツ、気をつけたほうがいいことをノアちゃんに聞いてみました~✨

POINT 1 自分を撮るときには、端に気をつける!
これは知ってる人も居ると思うけど、スマホのカメラって端の方がどうしても伸びてしまう。端に寄ると顔が伸びたり、ゆがんだりしちゃうから、自撮りと顔をアップで綺麗に魅せたいときには、とにかく画面の端には顔を寄せないこと!あとこれは結構できている人も居る気がするけど、逆に、全身の撮影で足を長く見せたい時には、あえて画面の下に足を寄せて撮ると、画面の歪みをうまく利用できてスタイルが良く見える◎

POINT 2 風景を撮りたい時には、シンプルに!
余計なものを入れないことがポイント!いらないものは映さない!とりあえず、シンプルに撮る!端の方に風景と全然関係ないものが映りこんでいたりしないようにすることが綺麗に撮影するコツ!



5.最近のこと

ノアちゃんは、撮影前に自分で何回も下見をするそうです。いいものを制作したいと思っていることや、自分が本気なことを心の底から楽しんでいるのが、会う度にビンビン伝わってきます。自分が好きな事、やりたい事って、お金がかかったり、周りから反対されたりすることもありますよね。やりたいことをやるために必死でお金を貯めて、時間を作っている人もたくさんいると思います。
最近、自分のやりたいことに本気で向き合っている方と会う機会が、たくさんありました。今までインタビューしてきたみんなも、新しいことに挑戦していたり、独自の目線で好きなことを楽しんでいる人たちです。キラキラして楽しそうな人を見ていると、「自分ももっと頑張らなきゃ」「わたしのハマれることってなんだろう」と焦ってしまうこともありました。でも、焦っても、いいなって思います。焦ってから気づくこともありました。自分を見失うだけかもしれない。とか。きっと、本気になれること、大好きなものに出会えるまでには、時間がかかるものだと思います。

好きなことをしている人はキラキラして見えますが、夢中になれることを探している最中の人もまた、同じように素敵です。誰かと比べて劣等感を感じてしまうことはあるかもしれないけど、その誰かになろうと自分を取り繕う必要はないはず。新しいことを始めるのも、本気になれることを探すのも、自分のペースで。



ノアちゃんのInstagram @noano__photo
わたしのInstagramなど

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