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交感神経の恐怖!

以前校正の仕事をしていたことがある。割のいい時期もあったが、その頃は突き合わせの校正はほとんどなく、内容チェックの校閲の仕事が主になっていた。当然、内容をチェックするのだから、時間がかかる。

戦艦大和が往復燃料を積んでいたことを見つけたりしたのはうれしかったが、今考えると見落としはかなりあったと思われる。通関士の校閲をしていた人が、通関士に通暁し、通関士の試験に受かったという話を聞いたこともある。実際、出張校正などで校正者と雑談すると、皆その雑学たるやハンパなかった。

その日、締切間際になっても、まだ数十ページ手つかずの状態だった。「まずいな」と思いながら、締切時間ギリギリまで目一杯やって送付した。全部は終わらなかったが、一応かたちにはしたつもりだ。

その時だった。手の震えが止まらないことに気づいた。それだけでなく、心臓はドキドキ脈打ち、神経は高まり、ひどい興奮状態になって、気持ち悪くなった。まるで自分の体が自分ではないようで、自律神経失調症の状態だったのかもしれない。

この経験があってから、交感神経の使いすぎには注意するようになった。もともと抑圧型・緊張型の傾向があったので、今ではできるだけ副交感神経を使おうと心がけている。

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