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類聚古集 手控え

龍谷大学図書館現蔵『類聚古集』は,  龍谷大学仏教文化研究所編・龍谷大学善本叢書20  秋本守英責任編集『類聚古集 影印・翻刻篇上・下 索引篇』  2000年3月25日 思文閣出版発行 として,公開されている。ここで,歌に番号が一連で与えられた。 ウエブでも画像で公開されている。  龍谷大学図書館 貴重資料画像データベース 類聚古集  https://da.library.ryukoku.ac.jp/page/160999 巻第一に錯簡があり,ここに手控えとして記す。 第2

    • 新編国歌大観 歌集一覧

      新編国歌大観 第一巻 勅撰集編    22集・異伝2集 新編国歌大観 第二巻 私撰集編    16集 新編国歌大観 第三巻 私家集編Ⅰ  134集 新編国歌大観 第四巻 私家集編Ⅱ   25集            定数歌編    20集 新編国歌大観 第五巻 歌合編    249集    歌学書・物語・日記等収録歌編 195集 新編国歌大観 第六巻 私撰集編Ⅱ   39集・異伝2集 新編国歌大観 第七巻 私家集編Ⅲ  145集 新編国歌大観 第八巻 私家集編Ⅳ   40集

      • 今昔物語集の用語 措置手控 巻1~3

        漢字連鎖を分割しない。  一漢語とする。「病人〈びゃうにん〉←→やまひびと・やめるひと」         「死人〈しにん〉←→しにしひと」 今昔では「しにびと」を採らない。  一和語とする。「病人〈やまひびと〉←→びゃうにん・やめるひと」         「何人〈なにびと〉←→いかなるひと」 漢字連鎖を分割する。  二和語とする。「病人〈やめる/ひと〉←→やまひびと・びゃうにん」         「死人〈しにし/ひと〉←→しにん」         「何人〈いかなる/ひと〉←→

        • 富士谷御杖 訳古今集 初稿 序

          1.01.1 (空白) 1.01.2 やまとうたは人のこゝろをたねとしてよろつの ▼やまとうたは、人のこゝろをたねニして、オビタヽシの ▲〈「人の」の「の」右傍〉つイ可用  ∥読点は原状は朱筆で本文中にある。以下同。 ことのはとそなれりける世中にある人ことわさしけき ▼ことのはとナニカシラズなツテユクコトジヤ、世中にある人、言ヤシワザガしけイ ものなれは心におもふことをみるものきくものに ▼ものジヤニヨツテ、心におもふことを、みるもの○ヤきくものに つけていひいたせるなり花に

        類聚古集 手控え

          富士谷御杖 訳古今集 初稿 跋

          1.69.1  訳古今集       おほむね 凡ふる言に里言をあてゝ心えさする事はわか父成章をおやと して近比は世にもうちまねふ人も聞ゆれともとより三具のけちめ をもよく弁へすしてわたくしにあつるか故にのりとするにたらす成章か かのいとなみもとより言の本末通例をさためて里せられたれは  ∥「例」は字形が跋文末尾から第2行「例」と同。 さるたくひにあらすくはしくはあゆい抄のおほむねをみてしるへし 此古今集は成章か口づからつたへられしをうしなはしとおもふ 心をしるへとしておちた

          富士谷御杖 訳古今集 初稿 跋

          富士谷御杖 訳古今集 初稿 巻第十

          1.63.2 古今和歌集巻第十  物名 10.0422   うくひす      藤原としゆきの朝臣 心から花のしつくにそほちつゝうくひすとのみ鳥のなくらん ▼心から 花のしつくデ ジボゝヽトナツテソレナリニ シンキニ干〈す゛〉〈ス歟抹消〉ヌコトヤトシヾウ 鳥ガなくデアロウ ▲〈4句「ひ」左傍〉ホスト云フ干ノコト也 10.0423   ほとゝきす くへきほとときすきぬれや待侘てなくなる声の人をとよむる ▼キソウナホドラヒモ ときすきテシマウタニヨツテ〈や●〉 センドマツテ なく

          富士谷御杖 訳古今集 初稿 巻第十

          富士谷御杖 訳古今集 初稿 巻第九

          1.59.2 古今和歌集巻第九  羇旅哥 09.0406 ∥訳「○波ノ上ニ月ガアルガ」は3句左傍に記されている。5句訳「出」は訳文中にある。   もろこしにて月をみてよみける   ▼もろこしデ月をみてよみける             安陪仲麿 あまの原ふりさけみれはかすかなるみかさの山に出し月かも ▼あまの原○ヲ トホウ見ノゾンダトコロガ○波ノ上ニ月ガアルガ かすかニアル みかさの山デ 出タ月カサテモ   この哥はむかしなかまろをもろこしにものならはし   ▼この哥はむかしな

          富士谷御杖 訳古今集 初稿 巻第九

          富士谷御杖 訳古今集 初稿 巻第八

          53.2 古今和歌集巻第八  離別哥 08.0365 ∥2・3句訳注圏点3個・6個原状。6句訳「オヽツ」原状。   題しらす      在原行平朝臣 立別いなはの山のみねに生る松としきかは今かへりこん ▼立別○テ イテシマウタラバ〈の山の◎◎◎〉 〈みねに生る◎◎◎◎◎◎〉 松とサヘきイタラバ オヽツケモトツテコウ 08.0366             よみ人しらす すかるなく秋の萩はら朝たちてたひ行人をいつとかまたん ▼すか゛る○ノなく 秋の萩はら○ヲ 朝たツて たひ行人

          富士谷御杖 訳古今集 初稿 巻第八

          富士谷御杖 訳古今集 初稿 巻第七

          1.50.2 古今和歌集巻第七  賀歌 07.0343   題しらす      読人しらす 我君は千世にやちよにさゝれ石のいはほと成て苔のむすまて ▼我君は 千世に○モゴザラウやちよに○モゴザラウ チイサイ石ガ いはほと成て○ソノ上ニ 苔のハヱルまて○ゴザナサレウ 07.0344 ∥5句訳「ガ」原状 わたつ海の浜のまさこをかそへつゝ君か千とせのありかすにせん ▼わたつ海の 浜のスナゴを かそへテソレナリニ 君か千とせの ガズトリニにせウ 07.0345 ∥4句訳「ト」原状 し

          富士谷御杖 訳古今集 初稿 巻第七

          富士谷御杖 訳古今集 初稿 巻第六

          1.047.1 古今和歌集巻第六  冬哥 06.0314   題しらす       よみ人しらす 竜田河錦をりかく神な月しくれの雨をたてぬきにして ▼竜田河○ヘ 錦○ヲをりカケルゾ 神な月 しくれの雨を たて○トぬき○トにして 06.0315   冬の哥とてよめる   ▼冬の哥と○申シてよめる              源宗于朝臣 山さとは冬そさひしさまさりける人めも草もかれぬと思へは ▼山さとは 冬○ハナニカシラズさひしさ○ガ まさツタコトジヤ 人めナドモ草ナドモ かれテシ

          富士谷御杖 訳古今集 初稿 巻第六

          富士谷御杖 訳古今集 初稿 巻第五

          1.038.2 古今和歌集巻第五  秋哥下 05.0249   是貞のみこの家の哥合のうた              文屋やすひて 吹からに秋の草木のしほるれはむへ山風をあらしといふらん ▼吹トイフトハヤ 秋の草木ガ しほレルニヨツテ ドウリデ山風を あらしといふノデアロウ 05.0250 草も木も色かはれともわたつ海の浪の花にそ秋なかりける ▼草も木も 色○ガかはルケレドモ わたつ海の 浪の花にハナニカシラズ 秋○ガなウアルコトジヤ 05.0251   秋の歌合しける時によ

          富士谷御杖 訳古今集 初稿 巻第五

          富士谷御杖 訳古今集 初稿 巻第四

          1.030.2 古今和歌集巻第四  秋哥上 04.0169   秋たつ日よめる    藤原敏行朝臣 秋きぬとめにはさやかに見えねとも風の音にそおとろかれぬる ▼秋ガきテシマウタト めにはハツキリト 見えヌケレドモ 風の音デナニカシラズ おとろかれテシマウゾ 04.0170 ∥詞書注「マヰマシテ」は「リ」欠落歟   秋たつ日うへのをのことも賀茂のかはらに   ▼秋たつ日殿上人とも賀茂のかはらデ   かはせうえうしけるともにまかりてよめる   ▼かはユサンヲイタシマシタともにマヰ

          富士谷御杖 訳古今集 初稿 巻第四

          富士谷御杖 訳古今集 初稿 巻第三

          1.026.2 古今和歌集巻第三  夏哥 03.0135   題不知        よみ人しらす わかやとの池の藤波さきにけり山ほとゝきすいつかきなかん ▼わかやとの 池の藤波○ガ さイテシマウタコトジヤ 山ほとゝきす○ハ いつ〈か●〉き○テなかウゾ   この哥ある人のいはく柿本人丸か也   ▼この哥○ヲある人のいはく柿本人丸か○哥ジヤト也 03.0136 ∥5句注「ガ」濁点原状   卯月にさける桜をみてよめる   ▼卯月にさイテアル桜をみてよめる              

          富士谷御杖 訳古今集 初稿 巻第三

          富士谷御杖 訳古今集 初稿 巻第二

          1.018.2 古今和歌集巻第二  春哥下 02.0069   題しらす       読人しらす 春霞たなひく山の桜花うつろはむとや色かはり行 ▼春霞○ノ たなひく山の 桜花 うつろはウト云コトテ〈●や〉 色○ガかはツテ行○ノカ 02.0070 まてといふにちらてしとまる物ならはなにを桜に思まさまし ▼まてといふ○ノに ちらズニサヘとまる 物ならは なにを桜ノ上ヘタテヽ 思ハウゾ 02.0071 残りなく散そめてたき桜花ありて世中はてのうけれは ▼残りなウ チルハナニカシラズ

          富士谷御杖 訳古今集 初稿 巻第二

          富士谷御杖 訳古今集 初稿 巻第一

          1.010.2 古今和歌集巻第一  春哥上 01.0001   ふるとしに春たちける日よめる   ▼ネンナイに春ノたちマシタ日ニよミマシタ○歌トイフ字ヲ略シケル也以下倣之              在原元方 年の内に春はきにけり一とせをこそとやいはむことしとやいはん ▼ネンナイに春はきテシマウタコトジヤ一とせをこそと〈や●〉いはウカことしと〈や●〉いはウカ   春たちける日よめる  紀貫之 01.0002 袖ひちてむすひし水のこほれるを春たつけふの風やとくらん ▼袖ヲヒタシテ

          富士谷御杖 訳古今集 初稿 巻第一