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50歳になりました

人生100歳時代。

先日、丁度その半分の年齢となりました。

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子供達がおんぶに抱っこで苦しい時や、夫と口論になって理論の前に挫かれた時、手帳に自分の年齢を一年ずつ書いて、子供達の成長年齢と照らし合わせては、ずっとこの日までカウントダウンしてきました。

その時々で思い描く未来の自分像は違えど、素敵な先人を見つけては、「きっとその頃になったら私もこうでありたいな」などと夢想しては、心を癒していたものです。

憧れて、指折り数えて待っていた "その頃" の年齢になった今、現実は大分違っていました。

実際は「今まで何をやってきたのか」と自責の念に駆られ、猛烈に虚無感にとらわれそうです。

「何がいけなかったのか?」「何故、思い描いたような姿になれていないのか?」と押しつぶされそうで、読書をよすがに思考して、どうにか保っています。

これまでの歳月は、意固地な認識や感情がべっとりとこびりつくには十分で、随分と本質を見えなくしていたのかもしれません。

それでも、いつも優しく耳を傾けてくれる心の友の存在無くして、私はこれまで穏やかな日々は過ごせなかったし、「貴方はそのままで良いのですよ」と、今は亡き大学の恩師がかけてくださった忘れられない一言に、どれだけ励まされて来たことか。

50歳となった現実はちっとも成熟しておらず、想像していたような優雅さもないけれど、拙くとも今まで歩んできた道に、もしかしたらたくさんのヒントがあるのかもしれません。

週末、家族揃ってささやかな誕生会をしてもらいました。

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事前に焼いておいたチーズケーキを久々に頬張り、しばし融解のひと時。

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お祝いのメッセージを頂戴したお一人お一人へ、ゆっくりとお礼状をしたためようと思います。

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