ジムでの筋トレ中に脳出血しちゃったけど、しっかりと事前には脳ドックには行ってた話
タイトルで全部言い切った。w
かつてジム通いが趣味のメインの一つと言えるくらいジム好きで週3は通わないと禁断症状が出るくらいジムが好きだった。
通っている年数も長かった。
スポーツジムが流行る以前から色んなジムを通っていた。
しかし、それよりも長い付き合いがボクの体内ではずっとあったわけだが…。
それでいて、言葉にしきれない一抹の不安を感じてもいた。このままベンチプレスでマックスを追い続けているといつか頭の血管が切れるかも…。
それはどちらかというと比喩的な表現のつもりであって、実際に「脳の血管が切れる」ことを差して言っているつもりではなかった。
とはいえ、やはりジムでのトレーニング中に感じる頭の違和感に不安を覚え、とうとう自主的に脳ドックたるものに行くことを決意したのだ。
健康診断+脳ドックを売りにしている病院に申し込み、初めて専用の機器に頭を突っ込んだ。映画の世界に自分が入っているかのような世界観にフラフラしながらも出た結果は、「全く異状なし」とお医者さんの言葉。
事前に不安を訴えていたことに対する返答だ。
科学と医学と経験で証明されたはずも、自分の中ではその後も得心が行かず、かといって反論できるはずもなく。
そのまま数年が過ぎた。
トレーニングも続けたが、身体の違和感が増していく。
そこでトレーニングの負荷のかけ方を変えてみた。マックスを10回のところを、20回できる重さをMaxとして回数を重視するトレーニング方法にしたのだ。筋肉の質が変わっていく。仕方ない。死ぬよりましだ。
ここで筋トレを辞めても良かったが、筋トレ馬鹿は辞めないのだ。
ある日のジムでのトレーニング中に急に違和感が増した。
「これは、確実に何かがオカシイ。今日は、帰ろう。帰るべきだ。」直感がそう告げた。意識がはっきりしている。歩ける。今のうちだ。
そう思いつつ、最後のトレッドミルに向かう。(←なんでやねん!)
ただここでも大きな異常を感じる。
トレッドミルに向かうが何をしていいか分からない。(脳内の連絡がおかしくなっている)
そして、家に帰り、その後2日ほど家で過ごす。週末だったので、週が明けたら病院に行くつもりだった。
ボクの場合の脳出血は、一気にドバっと出るのではなく、トロトロ出たタイプだったので、このような行動が取れたのだと思われる。
しかし、堰は切ったようだ日曜日の夜中、就寝中ベッドでてんかんの発作と共に気を失いそのまま朝を迎えた。
朝、ボクは幸い生きていた。
あれが生と死の堺だったのだろう。
這うようにして部屋から出て家族に救急車の手配を頼み、その後の検査でAVMだったと診断される。
AVMは、胎児期(出生前)から小児期にかけて発生することがほとんどで、つまり脳ドックを受けた時点では既にあった症状なのだ。
ボクは、だからと言って脳ドックをした病院を責めようとは思わない。自分の直感が正しかったことが誇らしい。病院や医者、科学が常に100点満点であると思い、それを信じて接する方がおかしいのだ。
自分の中に常にあった「何となくオカシイ」が実際にオカシかった。それがボクにとって正解だったんだと。
開頭手術し、その後毎日薬を飲む生活になってしまったが、家で自分なりのストレッチや軽い腕立てや軽い筋トレはやっている。
自分の体の声を聴きながら、何がいいのか、いつも答えは一つじゃないと、答えはいつも同じじゃないと、思いながら。
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